2010年に誕生して以来、上質な原付二種スクーターとして人気を博するホンダ・PCX。モデルチェンジのたびに進化をとげ、常に時代のニーズをつかんでいる。この記事では現行モデルの特徴を詳しく紹介しよう。
まとめ:オートバイ編集部/写真:南 孝幸

ホンダ「PCX」特徴

画像: Honda PCX 総排気量:124cc エンジン形式:水冷4ストSOHC4バルブ単気筒 シート高:764mm 車両重量:133kg 税込価格:36万3000円

Honda
PCX 

総排気量:124cc
エンジン形式:水冷4ストSOHC4バルブ単気筒
シート高:764mm
車両重量:133kg

税込価格:36万3000円

エンジンやフレームも見直しさらなる進化を遂げた4代目

デビュー以来ずっと好調なセールスを続けているPCX。4代目となる現行型は4バルブ化されたエンジンの最高出力が前モデルから0.5PSアップ。数値的に大きな差ではないが、発進加速は確実に軽やかで力強い。

これはピークパワーの差だけではなく、加速時に使う回転域でのトルクアップと、オートマチック変速設定の合わせ技。特に上り坂やタンデム時に力強さを実感。高速域もスムーズに伸び、最高速は100km/hを超えるが、これはあくまでオマケ。80km/hまでの静粛性が高く、振動も少なく公道の60km/hクルージングも快適。

画像: ホンダ「PCX」特徴

進化し続けるPCXだが、開発陣は好調なセールスに満足することなく「もっと先のステップ」を追い続けている。エンジンからフレームまで変えたフルモデルチェンジはその現れ。この4代目も、初代から不変の「パーソナルコンフォートサルーン」コンセプトに相応しい仕上がりになっている。

海外では2024年11月に5代目となる新型が発表された。国内にも導入予定であることが発表されている。

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