レポート:オートバイ編集部
カワサキ「KLX230シェルパ」特徴
街から郊外、林道まで気ままに楽しめる相棒
2023年のジャパンモビリティショーでデビューしたKLX230とKLX230SM。同じ空冷の232ccシングルを持つ兄弟車…と思っていたが、実はもう1機種同じメカニカルコンポーネントを持つモデルがあった。それがこのKLX230シェルパだ。
車名の「シェルパ」とは登山者の手助けをする案内人、というチベット語。そのネーミングの通り、山に向かうライダーの手助けをしてくれる相棒、という意味である。先代となるスーパーシェルパが2007年に販売終了となってから17年。街乗りから未舗装路、そしてちょっとした林道まで、気の向くままにのんびり楽しめるトレッキングバイクを求める声にカワサキが応えてくれたのだ。
復活を遂げた新生シェルパはシート高の低いKLX230Sがベース。取り回しのしやすさを考え、シュラウドのないスリムな車体を実現。一方でスタックパイプを標準装備とするなど、タフギアとしても使える1台に仕上げている。価格も63万8000円とリーズナブルな設定。
どんな使い方にも優しい等身大で付き合える1台
車名の最初に「KLX230」が付くことで分かるように、新生シェルパはKLX230Sをベースとした派生モデル。エンジンは232ccの空冷SOHCシングルで、大きめのフライホイールとバランサーを備え、扱いやすく粘り強い特性としている。
このエンジンをペリメター構造のセミダブルクレードルフレームに搭載。KLX同様アルミのスイングアームを備えるほか、フレーム自体がシャンパンゴールド仕上げとなり、ちょっと洒落た仕立てになっている。
ストリートから林道まで快適にカバーできるよう、前後の足まわりには前200mm、後223mmというたっぷりとしたストロークが取られ、一方で240mmの最低地上高を確保しながらシート高も845mmとして扱いやすさにも留意している。
軽くて取り回しやすく、街で自在に扱える一方、スタックパイプやハンドガード、アルミスキッドプレートも装備し、オフロードに踏み入ることもできる。シェルパはどんな使い方にも寄り添ってくれるバイクなのだ。
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