2024年10月13日に開催された「あかおぎ4ストミニミーティング」。そこで驚きのカスタムマシンを発見した。各部まで詳しく見ていこう!
文・写真:山ノ井敦司
撮影場所:吉田運送

見た目も走りも完璧に楽しむ超フルカスタム

ホンダ・ゴリラをベースにカワサキの名車Z1-Rを再現したぺーさんのマシン。長年手塩にかけてカスタム、バージョンアップを繰り返すマシンは、ほとんどのパーツが社外品で組み込まれている超がつくフルカスタム仕様となっている。

ここまでやると「もはやお飾り、盆栽バイクでは?」と思ってしまうかもしれないが、このマシンは暇があったら少しの時間でも走りに行くほど、実用、実走されており、100〜200kmのツーリングもストレスなくこなす、見てよし、乗ってよしの1台(もちろん走行後にはしっかり拭き上げることでいつも綺麗な状態をキープしているのもポイント)。

カスタムパーツ以外にもパーツの取り付けに使われるボルトのほとんどがチタンボルトに変更ずみ。もはやボルト代だけでもウン十万円、モンキー自体が数台買えるほどの金額がかかっているという超高級マシンとなっている(一気に購入したのではなく、何年もかけて数本ずつ、時間をかけて購入したそう)。

このマシンで最もポイントとなっているZ1-R風の外装はフロントはキタコから以前発売されていたローソンTYPEのビキニカウルで、自作でルーバーを追加。ミラーにはマジカルレーシング製をチョイスし、レーサーなどに使用されるサムブレーキまで装備。

このミニバイクに囚われないアイデアとセンスはマネしたい。ちなみサムブレーキは実際に使用したりするのか? と聞いてみたところ「トランポから降ろすと時に重宝します笑」とのことだった。

タンクカバー、シートカウルはオーナー自らがこだわって製作した自作品。長年シルバー1色だった外装だが、少し前に量販店にライブペイントに来ていたピンストライパーのビートン氏によるピンストを追加し、カスタム度がグッとUP。これがフリーハンドで描かれたというのだからさすがプロ!!

画像1: 見た目も走りも完璧に楽しむ超フルカスタム

ほぼ社外パーツでまとめられたハンドルまわりだが、パーツの配置やバランスなど実に見事。カウルステーなどの細かい部分もセラコート仕上げというこだわりよう。タイラップなどを使わずヤマハやカワサキのホースクリップなどを使うなど小技も抜かりない。ボルトやブレーキフルードなどのカラーもしっかりコーディネートされているのもポイント。

エンジンはデイトナから発売されるフィンガーフォロアーDOHCボア&ストロークアップキットで124.8cc化。ブラックの見た目はただのペイントではなく、放熱セラコート仕上げ。デイトナ製のハイドロリッククラッチキットのカバーにはカワサキのH2のリバーマークのエンブレムを貼り付け、こういったアイデアは面白い。

奥に見えるフレームはGクラフト製GC-019アルミフレームながら、コチラもブラックアルマイト仕様とすることでシックに仕上げた。バックステップのベースプレートからシート部に伸びるパイプのおかげでオートバイらしい見た目、フレームに見せているのもポイント。

前後ディスク化された足まわり(クイックリリース仕様)。フロントフォークはKSRがベースで、インナーにはオーリンズ製ダンパーキットが組み込まれ、インナーチューブにはGセンスによってディンプルコートが施工される。ホイールにはOVER製GP-SIXを投入。

左右非対称の見た目が他にはないポイントのクリッピングポイント製スイングアームもしっかりと磨き上げられる。下側に装着されるホンダのウイングをモチーフにしたチェーンガイドは自作品。ワイヤリングの仕上がりもGOOD。

画像2: 見た目も走りも完璧に楽しむ超フルカスタム

アンダーカウル内に収まっているマフラーはOVER製スパイラルフルチタンで、フルカバーするのではなく、トグロを巻くエキパイ部を見せるようにカット済み。アンダーカウル内にはキノクニ製の粘着ヒートリフレクティブバリヤーも装着済み。

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