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ホンダ「NC750X」2025年モデルの特徴
モデルチェンジで外観も変更、装備はより充実
前身のNC700Xからフルモデルチェンジして、2021年2月にデビューした「NC750X」。排気量745ccの水冷SOHC4バルブ並列2気筒エンジンを搭載し、ツーリングを楽しみやすいモデルとして、好評を得てきた。登場時から現在にいたるまで、MT仕様車とともにDCT仕様車もラインナップされ続けている。
一般的なバイクの燃料タンクにあたる部分をラゲッジスペースとした車体設計は個性的。また燃費性能の高さとともに、車両価格も魅力のひとつとなってきた。
新たに発表された2025年型は、欧州で2024年11月に先行発表されていたモデルで、外観と装備のアップデートを受けている。
まずヘッドライトまわりのデザインが変更されたことが大きなポイントだ。車両をバンクさせた際の配光特性も見直され、夜間走行時の安心感も高めている。
フロントスクリーンと外装の一部には、バイオエンジニアリングプラスチック「デュラビオ」を採用。またホンダ製四輪車の廃棄バンパーや、自動車や家電などの製造過程や成形過程において発生する余分な樹脂をリサイクル材も外装の一部に使用している。これにより、省資源化や製造工程におけるCO2削減に寄与しているとのこと。
エンジンやフレームといった基本コンポーネンツは継続採用。新型は、新設計のホイールが装備され、剛性バランスを追求しつつ軽量化も図られた。同時にフロントブレーキはダブルディスクとなり、制動時の安心感やコントロール性能が高まっている。
メーターには5インチフルカラーTFTディスプレイを新採用。それに伴って、スイッチ類も新型になり操作のしやすさもアップ。なおメーターにはスマートフォンとの高度な連携が行なえる「Honda RoadSync」が実装されている。
さらにDCT仕様車は、DCTの油圧制御がアップデートされ、より自然なスロットルレスポンスや、スムーズな変速を実現したという。
ボディカラーは、MT仕様車は「マットディープマッドグレー」の1色。DCT仕様車は同色とともに「ファイティングレッド」「エコブラックR」もラインナップしている。
車両価格は、MT仕様車は税込99万7700円、DCT仕様車は税込106万9200円。従来モデルからそれぞれ7万3700円・7万9200円の値上げとなっているが、MT仕様車は税込100万円を下回る価格を実現した。どちらも2025年2月10日に全国のホンダドリームで発売予定。
ホンダ「NC750X」2025年モデルのカラーバリエーション
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ホンダ「NC750X」2025年モデルの動画・写真
ホンダ「NC750X」2025年モデルの主なスペック・燃費・製造国・価格
全長×全幅×全高 | 2210×845×1330mm |
ホイールベース | 1525mm【1530mm】 |
最低地上高 | 140mm |
シート高 | 800mm |
車両重量 | 216kg【226kg】 |
エンジン形式 | 水冷4ストロークSOHC4バルブ並列2気筒 |
総排気量 | 745cc |
ボア×ストローク | 77.0×80.0mm |
圧縮比 | 10.7 |
最高出力 | 43kW(58PS)/6750rpm |
最大トルク | 69N・m(7.0kgf・m)/4750rpm |
変速機形式 | 6速リターン【電子式6段変速(DCT)】 |
燃料タンク容量 | 14L |
キャスター角 | 27°00′ |
トレール量 | 110mm |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・シングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17M/C(58W)・160/60ZR17M/C(69W) |
乗車定員 | 2人 |
燃料消費率 WMTCモード値 | 26.5km/L(クラス 3-2)1名乗車時 |
製造国 | 日本 |
メーカー希望小売価格 | 99万7700円【106万9200円】(消費税10%込) |
まとめ:西野鉄兵