文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:南 孝幸
BMW「R 1300 GS アドベンチャー」ライディングポジション・足つき性
シート高:820/840-850/870mm(アダプティブ車高制御 comfort 装備車両)
ライダーの身長・体重:176cm・68kg

写真はシートの高さ調整がロー。さらに自動車高調整機構が作動した状態。車格を考えれば抜群の足つき性だ。スタンディング時のホールドは良好で、スクリーンを上げるとヘルメットの上まで直撃風から守ってくれる。

BMW「R 1300 GS アドベンチャー」各部装備・ディテール解説

停止直前に車高を30mm下げるアダプティブ車高制御のおかげで足つき性に不安はない。センタースタンド展開時のリフト機構も標準。

X字型のDRLを備えたLEDヘッドライトに加え、左右にLEDのドライビングランプも装備。十分な光量で夜間走行時も安心。

6.5インチの大型カラーTFTメーターのデザインは基本的にそのままだが、ASA搭載車にはAT/MTと現在のギア段数が右に表示される。写真はMT時。

ASA仕様にクラッチレバーはない。ATモードとマニュアルモードを備え、変速操作は従来通り左足のシフトペダルで行う。

タンク容量は30L。左右のタンク上面は小物を置けるようフラットになっており、センターにはタンクバッグ用のフックも付く。

タンク両サイドのアルミパネルはロングとショートが用意され、サイドバッグ用のアタッチメントも追加可能。写真はロング。

145PSのフラットツインは左右対称形状。エンジンガードは大型化され、転倒時でも車体のダメージを最小限に留めてくれる。

フロントサスは独創のテレレバー方式。電子制御のDSAショックを装備し、ブレーキキャリパーもブレンボ製のスポーツグレード。

駆動方式はシャフト、リアサスはパラレバー方式。ワイヤースポークホイールは標準装備で、試乗車のタイヤはメッツラー。

工具不要でシート高を調整できる機構を前後に備え、ライダーシートは座面の傾きまで調整可能。シートヒーターは前後標準だ。
BMW「R 1300 GS アドベンチャー」動画・写真
CLOSE LOOK — The new BMW R 1300 GS Adventure
www.youtube.comBMW「R 1300 GS アドベンチャー」主なスペック・燃費・価格
全長×全幅×全高 | 2280×1012×1540mm |
ホイールベース | 1534mm |
シート高 | 820/840-850/870mm(アダプティブ車高制御 comfort 装備車両) 840/860-870/890mm(アダプティブ車高制御 装備車両) |
車両重量 | 284kg |
エンジン形式 | 空水冷4ストDOHC4バルブ水平対向2気筒 |
総排気量 | 1300cc |
ボア×ストローク | 106.5×73mm |
圧縮比 | 13.3 |
最高出力 | 107kW(145PS)/7750rpm |
最大トルク | 149N・m/6500rpm |
燃料タンク容量 | 30L |
変速機形式 | 6速リターン |
ステアリングヘッド角 | 63.8° |
トレール量 | 118.8mm |
ブレーキ形式(前・後) | Φ310mmダブルディスク・Φ285mmシングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70R19・170/60R17 |
燃費消費率 WMTCモード値 | 20.4km/L(1名乗車時) |
メーカー希望小売価格 | 333万5000円~368万4000円(消費税10%込) |
文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:南 孝幸