1988年に発売されたホンダ「CBR400RR」。その特徴と、前後に登場する代表的な機種や派生モデルなどについて紹介しよう。
ホンダ「CBR400RR」の特徴
Honda
CBR400RR
1988年
総排気量：399cc
エンジン形式：水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
シート高：765mm
車両重量：179kg
発売当時価格：69万9000円
当時の最先端テクノロジーを投入したレーサーレプリカ
プロダクションレースブームが盛り上がる中、ホンダがVFR400Rとの「2本立て」で登場させたレーサーレプリカがCBR400R。
カムギアトレーンや直打式バルブ、アルミフレーム、アルミスイングアームなど、当時の最先端テクノロジーを惜しみなく投入、贅を尽くして誕生したCBR史上初の「RR」は、ライバルを相手に優れたパフォーマンスを発揮。F3レースでもプライベーターに愛用され、その名を轟かせた。
ホンダ「CBR400RR」の注目ポイント
中央にタコメーターをスポンジマウントし、スピードメーターは別体式で左端にレイアウト。レッドゾーンは14500rpmから。
ロッカーアームを廃した直打式バルブの採用でコンパクトなヘッドを実現。カムギアトレーンも採用し59PSのハイパワーを達成した。
テールカウルにはシングルシーター風のレーシーなデザインを採用。シート下には小物入れスペースもあり、実用性も確保されていた。
ホンダ「CBR400RR」の主なスペック・発売当時価格
| 全長×全幅×全高 | 2020×690×1110mm |
| ホイールベース | 1370mm |
| 最低地上高 | 120mm |
| シート高 | 765mm |
| 車両重量 | 179kg |
| エンジン形式 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒 |
| 総排気量 | 399cc |
| ボア×ストローク | 55.0×42.0mm |
| 圧縮比 | 11.3 |
| 最高出力 | 59PS/12500rpm |
| 最大トルク | 4.0kg-m/10000rpm |
| 燃料供給方式 | キャブレター（VG04） |
| 燃料タンク容量 | 15L |
| 変速機形式 | 6速リターン |
| キャスター角 | 25゜15′ |
| トレール量 | 95mm |
| ブレーキ形式（前・後） | ダブルディスク・シングルディスク |
| タイヤサイズ（前・後） | 120/60R17・150/60R18 |
| 発売当時価格（1988年） | 69万9000円 |
