いまに続くカワサキWシリーズの初代モデル「650-W1」は1966年に登場した。この記事では、同車と大型Wシリーズの系譜について紹介する。
まとめ:オートバイ編集部

カワサキ「650-W1」の系譜

スタミナK1(目黒製作所)/1960年

画像: 発売当時価格:29万5000円

発売当時価格:29万5000円

単気筒からバーチカルツインとなったスタミナシリーズ第二弾は運輸省届出値を上回る最高速を実測で記録。この1960年に目黒製作所は川崎航空機と提携されたため、メグロ最後の大排気量モデルとなった。


650-W1/1966年

画像: 発売当時価格:32万8000円

発売当時価格:32万8000円

メグロK2型500ccをベースに8mmボアアップしたOHVエンジンは4速ミッションとは別体構造で、シリンダーヘッドはアルミ製。メカニズムも英国車のイメージで作られた。1968年にホンダが「ドリームCB750FOUR」を出すまでは国産車では最大の排気量を誇っていた。


650-W1 スペシャル(W1SA)/1971年

画像: 発売当時価格:34万8000円

発売当時価格:34万8000円

操作系統を国産車と同じ左シフト・右ブレーキへ変更することで、より多くのライダーに受け入れられるようになったW1SA。メッキ部のない塗装仕上げタンクなど、スタイリングも従来型から大きく印象を変えた。


650RS(W3)/1973年

画像: 発売当時価格:36万3000円

発売当時価格:36万3000円

エンジンやスタイルなど基本的な部分はW1を受け継ぎながら、フロントフォーク、ダブルディスクブレーキ、新デザインのシートなどを採用して近代化が施され、品質や乗り味が大きく向上した。車名の「RS」は「ロードスター」を意味している。


W650/1999年

画像: 発売当時価格:68万6000円

発売当時価格:68万6000円

W1をイメージさせる上質な仕上げのクラシカルスタイルの車体に、見た目の美しさにまで配慮して新設計された、ベベルギア駆動のSOHC空冷バーチカルツインエンジンを搭載し、アップハンドル仕様とローハンドル仕様が用意された。


W800/2011年

画像: 発売当時価格:85万円

発売当時価格:85万円

W650の後継モデル。全体のクラシカルなルックスは変えないまま、エンジン排気量がアップし、フューエルインジェクション化が施された。そのほか細部のリファインにより高級感ある仕上がりに。


W800/2020年

画像: 発売当時価格:110万円

発売当時価格:110万円

オリジナルのWのルックスを忠実に再現しつつ、前後ブレーキをディスク化、フロントホイールは19インチに変更され、安定性が向上した。W800 STREET・CAFEの発売から9カ月遅れで発売された。


メグロK3/2021年

画像: 発売当時価格:127万6000円

発売当時価格:127万6000円

Wシリーズのルーツとなった、往年のメグロブランドを復活させたモデルの第一弾。メグロの伝統を感じさせる上質なクラシカルスタイルを、W800のメカニズムに組み合わせた。日本仕様にはETC2.0車載器が標準装備されている。

まとめ:オートバイ編集部

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