モト・グッツィ新型「V7」シリーズ発売！ 新機種「V7スポルト」は6軸IMUを採用し電子制御装備が充実

モト・グッツィ新型「V7」シリーズの特徴

電子制御スロットルを採用、上級機種「V7スポルト」は足まわりや電子制御装備が異なる

1967年に最初のモデルが登場したモト・グッツィの「V7」シリーズ。もうすぐ60周年を迎えるV7は、伝統のスタイルを守りつつ、時代に合わせて進化を遂げてきた。

新型は、これまでもラインナップされてきた「V7ストーン」「V7スペシャル」とともに、「V7スポルト」も加わった。「V7スポルト」はシリーズの黎明期にも登場したモデルで、その名の通りスポーツ性能に長けた仕様だった。このたび久しぶりに復活を果たしたこととなる。

エンジンは3車共通で、伝統の空冷4ストOHV2バルブ縦置きV型2気筒。排気量は853ccで従来モデルと変わっていない。ただ、最高出力は65HP/6800rpmから67.3HP/6900rpmにアップ。最大トルクは73Nmから79/4400rpmに増した。3500rpmで最大トルクの95％を発生するのも特徴だ。パワーアップを果たしながら欧州の排ガス規制ユーロ5+をクリアしている。

新たにライドバイワイヤ（電子制御スロットル）を採用し、ライディングモードの設定が可能となった。「V7ストーン」と「V7スペシャル」は、“ロード”と“レイン”の2種。「V7スポルト」はさらに“スポーツ”モードも備える。モードの変更により、スロットルレスポンスや、トラクションコントロールの介入度が調整できる。

「V7スポルト」のみ、6軸慣性プラットフォーム（IMU）も搭載し、コーナリングABSやコーナリングトラクションコントロールといった高度な電子制御システムも備えている。クルーズコントロールは3車とも標準装備されている。

ダブルクレードルフレームは3車共通。ホイール径はいずれもフロント18・リア17インチだが、「V7ストーン」と「V7スポルト」はアルミ製キャストホイールを装着し、「V7スペシャル」はスポークホイールを備えている。リアサスペンションのプリロード調整可能なツインショックアブソーバーは3車共通のもの。

「V7ストーン」はマットブラックのディテールが特徴的で、シンプルさが際立つデザインだ。「V7スペシャル」は、クロームメッキパーツを随所に採用し、唯一グラブバーも標準装備されている。

上級機種となる「V7スポルト」は、倒立フォークやダブルディスクブレーキを採用。ブレンボ製のキャリパーもラジアルマウントタイプで、フロント足まわりの装備が充実している。また、アルミ製ヘッドライトブラケット、バーエンドミラー、ハンドルバークランプ、サイドパネルのアルミインサート、赤いステッチのスポーツシートなど、専用パーツを多く備えている。

メーターは丸形一眼のLCDディスプレイ。ヘッドライトはDRL（デイタイムランニングライト）を備えるLEDタイプだ。

車両価格は「V7ストーン」が税込145万2000円、「V7スペシャル」が税込151万8000円、「V7スポルト」が税込159万5000円。いずれも2色ずつの専用カラーが用意されている。2025年2月26日に販売は開始され、デリバリーは2025年8月からとなる予定だ。

モト・グッツィ新型「V7」シリーズのカラー・人気投票

モト・グッツィ新型「V7」シリーズの動画・写真

【写真12枚】モト・グッツィ「V7ストーン」12

【写真12枚】モト・グッツィ「V7スペシャル」12

【写真15枚】モト・グッツィ「V7スポルト」15

モト・グッツィ新型「V7」シリーズの主なスペック・製造国・価格

まとめ：西野鉄兵

モト・グッツィ「V7」関連のおすすめ記事

【2024年モデル情報】モト・グッツィ「V7ストーン」 - webオートバイ

www.autoby.jp

【特別仕様車】モト・グッツィ「V7ストーン テン」 - webオートバイ

www.autoby.jp

【インプレ】モト・グッツィ「V7スペシャル」（2022年・平嶋夏海） - webオートバイ

www.autoby.jp

平嶋夏海さんが愛車にモト・グッツィ「V7IIIレーサー 10thアニバーサリー」を選んだ理由とは？ - webオートバイ

www.autoby.jp