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ヤマハ「XSR900」2025年モデルの特徴

YAMAHA
XSR900 ABS
2025年モデル
総排気量:888cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列3気筒
シート高:815mm
車両重量:196kg
発売日:2025年4月14日(月)
税込価格:132万円
GPと同じ最新装備にアップデート! 快適性も向上
2024年11月に欧州で先んじて発表されていた「XSR900」の2025年モデルが、ついに国内で発表。マイナーチェンジとなった今回のモデルは、これまでXSR900 GPに採用されていた装備や電子制御システムを新たに搭載。カジュアルな乗り味を追求したスポーツモデルへと進化した。
外観は旧モデルとほぼ同じだが、ユーザーのニーズに応えてハンドルの位置とシート形状が変更された。
ハンドルは従来モデルよりも若干手前、かつ高い位置に変更され、ゆとりのあるライディングポジションを実現。シートは、レーシングイメージを際立たせるために設けられていた段差が緩和し、着座位置の自由度が向上した。


シート内の素材も見直され、クッション性がアップ。カタログ値ではシート高が5mm増しているが、形状の変更とあわせてウレタンの密度が従来モデル比で約20%下がり、サスペンションも軟らかくリセッティングされたことで、従来モデルどおりの足つき性を確保している。
足まわりはGPと同じ装備にアップデート。前後サスペンションはともにフルアジャスタブルで、カジュアルな乗り味を実現すべく、これまでよりも軟らかめのセッティングに。標準で装着されるタイヤはブリヂストンのS23となる。

コックピットまわりも大きく進化した。メーターは、視認性の高い5インチのカラーTFTディスプレイに変更され、専用アプリ・Y-Connectにてスマートフォンとの連携が可能に。
メーターブラケットには新作のアルミ削り出しのアルマイトカラーを採用して高級感をアップ。タンクカバーにも同様のブラケットが採用されている。


ハンドルにはGPと同じアジャスター機構付きのクラッチレバーを採用。スイッチボックスも追加され、走行モードの選択や各種電子制御のセッティングを手元で行えるようになった。
また、これまで搭載されていたクルーズコントロールシステムに新機能「YVSL(ヤマハバリアブルスピードリミッター)」が追加。ライダーが任意で速度を設定することで、指定速度を超過しそうになると自動でエンジン出力を制限し、速度超過を未然に防いでくれる。


そのほか、ヘッドライト奥のカバー内にはUSB Type-C端子に対応したソケットを装備。
ステップは新たにラバー付のものとなり、グリップ性能の向上と地面からの振動の軽減が図られた。あわせてシフトペダルの形状も変更。先端がテーパー状になっており、ペダル操作がしやすくなった。

YAMAHA
XSR900 ABS 日本限定カラー
受注期間限定モデル
発売日:2025年4月14日(月)
税込価格:135万3000円
カジュアルなイメージを再起させる日本限定色が登場
2025年モデルの車体色は、欧州モデルと同じ2色に加え、日本限定で「セラミックアイボリー」がラインナップされている。
限定色は、温かみのある中間色のアイボリーをベースに、YZF-R9と同じブロンズのフロントフォークと、ブラウンのシートがアクセントとなっている。これまでのXSRにはない、ファッショナブルなカラーだ。

本来、耐摩耗性や潤滑性をアップさせるために施されるカシマコートだが、美しいブロンズのカラーリングが車体とマッチするという理由により、本モデルではフロントフォークのアウターチューブにコーティングを施工。シートも車体にあわせた専用開発のものとなる。
また、タンクキャップはYZF-R1と同じタイプで、限定カラーのみブラックのカラーリングとなっている。

新型XSR900の価格は、ホワイトとブラックが税込132万円、限定色のアイボリーは税込135万3000円で、どちらも2025年4月14日に発売される。
なお、アイボリーは2025年9月30日までの受注期間限定モデルだ。

発表会ではカスタムコンセプトモデルも展示された。
ヤマハ「XSR900」2025年モデルのカラー・人気投票

シルキーホワイト(ホワイト)

シルキーホワイト(ホワイト)

シルキーホワイト(ホワイト)

シルキーホワイト(ホワイト)

ブラックメタリックX(ブラック)

ブラックメタリックX(ブラック)

ブラックメタリックX(ブラック)

ブラックメタリックX(ブラック)

セラミックアイボリー(アイボリー)

セラミックアイボリー(アイボリー)

セラミックアイボリー(アイボリー)

セラミックアイボリー(アイボリー)
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ヤマハ「XSR900」2025年モデルの主なスペック・燃費・製造国・価格
全長×全幅×全高 | 2155×790×1160mm |
ホイールベース | 1495mm |
最低地上高 | 140mm |
シート高 | 815mm |
車両重量 | 196kg |
エンジン形式 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ並列3気筒 |
総排気量 | 888cc |
ボア×ストローク | 78.0×62.0mm |
圧縮比 | 11.5 |
最高出力 | 88kW(120PS)/10000rpm |
最大トルク | 93N・m(9.5kgf・m)/7000rpm |
燃料タンク容量 | 14L(無鉛プレミアムガソリン指定) |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 25°00′ |
トレール量 | 108mm |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・シングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17M/C(58W)・ 180/55ZR17M/C(73W) |
乗車定員 | 2人 |
燃料消費率 WMTCモード値 | 20.9km/L(クラス3、サブクラス3-2)1名乗車時 |
製造国 | 日本 |
メーカー希望小売価格 | 132万円/135万3000円(日本限定色)(消費税10%込) |
まとめ:大冨 涼