モデル:せんちゃん/文・写真:西野鉄兵
バイクの王様というのにふさわしい快適性と存在感
初代ゴールドウイング(GL1000)が登場してから、今年でちょうど50年。半世紀という長い年月の間、ツアラーのフラッグシップモデルであり続けたゴールドウイング・シリーズは、特別な存在感を放ち、“The King of Motorcycles”とも世界各地で多くのライダーに呼ばれています。
「ゴールドウイングツアー 50thアニバーサリー」は、海外で先行発表され、国内では大阪モーターサイクルショー2025が初公開の場となりました。

Honda
Gold Wing Tour 50th ANNIVERSARY
総排気量:1833cc
エンジン形式:水冷4ストSOHC4バルブ水平対向6気筒
シート高:745mm
車両重量:391kg
発売日・価格:未定
オートバイ女子部のせんちゃんが跨ってみました。まるで遊園地の乗り物を見るかのようにウキウキとした様子。ハンドルを握ってライディング姿勢を取ると、なんだか誇らしげです。

「思っていたよりもシートが低くて足がつきます! 私でも乗れるかもしれません!」

▲せんちゃんの身長は161cm。シート高は745mm。ソールが厚い靴でもないのに、両足の母指球がしっかりと接地しているのが分かります。
じつはゴールドウイング・シリーズはその存在感とは裏腹に、意外なほど乗りやすいモデルでもあるんです。走り出してしまえば、重さは関係なく、高速道路に乗れば極上のクルーズ体験のはじまり。何代もシリーズを乗り継いでいるライダーが多い機種でもあります。

「いままで遠い存在に感じていましたが、跨ってみたことでグッと仲良くなれた気がします」と、せんちゃんもご満悦。
けど、やっぱり後ろがいいかな、とパッセンジャーシートにひとりで乗り始めました。

バックレストと肘掛けまで備わった後部座席はこれまたラグジュアリーな乗り心地。シートヒーターやオーディオシステムを完備していて、快適な2人旅が楽しめます。

この「ゴールドウイングツアー 50thアニバーサリー」の国内販売に関する詳細は未発表。海外ではブラックやゴールド×ブラウンなどのカラーも登場していますが、大阪でお披露目されたのはこのボルドーレッドのDCT仕様車です。
おそらくこのカラー・仕様はラインナップされるのでしょう。また「ゴールドウイングといえばホワイトでしょ!」という声も多いと思います。国内仕様車の詳細は近々、明らかになると思われます。
