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【車名の歴史】ホンダ「VT」「VTR」を解説|GPレーサーのテクノロジーを元に専用開発された4ストVツイン
4ストスーパースポーツという新たな概念を生んだ
60年代、日本のオートバイメーカーのスポーツモデルの中心といえば250ccクラスで、ホンダも61年にデビューした名車・CB72と、その後継モデルのCB250によってその名声を世界的に高めることに成功。
しかしさらなる高性能化を求める市場の要求に応えて、各メーカー共に60年代後半から大排気量モデルの開発に力を注ぐようになったために、70年代に入ると250ccクラスの注目度は低くなった。
そんな250ccクラスを再び活性化したのが、80年に登場したヤマハのRZ250。
パワフルな水冷2ストエンジンと俊敏なハンドリングという、オートバイの原点に立...