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NSR250RとCB750Four で受注生産 ホンダの部品供給は旧車事情をどう変える?
旧車人気の昨今だが、純正部品の欠品に関しては不安は拭えないのが現状。そんな中、7 月10
日、ホンダがプレス向けに「旧型二輪車の部品供給試作説明会」を行ない、販売中止部品の再供
給について今後の展開を発表した。旧車ユーザーならずとも気になるその内容とは…?
ホンダは旧型パーツと共に絶版車に乗る喜びも供給する
車両生産中止後の保守部品供給期間は、法律で明確に定められているわけではなく、業界団体や経産省の指針によっておおまかに決められている。目安として生産中止後7〜10 年くらいはほとんどの部品が供給されるが、その後の供給はメーカーによって異なるのが実情だ。いくつかの絶版ショップで聞いた現場...
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1984年から続くロングセラーブレーキパッド<DAYTONA 赤パッド・シリーズ>
長年に渡り愛される信頼と実績の「赤パッド」!
オレがレースに関わり始めたのは83年から。84年にGSX-Rを買ってTT-F3レースを走り始め、翌85年からSUGO選手権のSP400にシリーズ参戦した。GSX-Rは軽くてパワフルなバイクだったけど、唯一の弱点がブレーキ。街中だと問題ないんだけど、キャリパー剛性が低くてレースだと効かなくてねぇ…。SPクラスはキャリパーが交換できないから、高性能パッドに頼るしかないんだけど、当時は今ほどいろいろなパッドが市場に出回っていなくて、純正もしくは名前を聞いたことのない輸入品。「効く!」という噂は聞くけど、実際に使っている人は周りにそれほどいないし、決...
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80年代に急拡大した輸入エンジンオイルたち
「ヨシムラモチュール」の活躍で一気にブランドイメージを確立
昔も今も、この先も、エンジンオイルの良し悪しや寿命は見た目じゃわからない。だから、オイルメーカーはレースをスポンサードするなどしてブランドイメージづくりに一生懸命になる。最近じゃホンダをサポートしてるレプソルが有名だけど、80年代はレプソルなんて誰も知らなかったからねぇ。
オレがバイクに乗り始めた70年代後半。すでにブランドイメージを確立していたのがカストロール。その前に人気のあったペンゾイルとかベルレイ、STPといったアメリカンブランドは、カストロールには一歩譲るイメージだった。カストロールは、2ストレース用のR30とA747...
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近代電子制御システムの根幹 「IMU」って何だ!? 〜 2017 最新技術の基礎知識 〜
最新テクノロジーの基礎知識で
NEWモデルの凄さを理解しよう
最近ではバイクの進歩も目まぐるしく、新しいメカも続々と登場してきている。ニューモデルに採用されるメカなんだから、きっとスゴい装備なんだろうけど、何がどうスゴいのかイマイチわからない、という人も多いのではないだろうか。そこで今回は、ニューモデルに多く採用されているアイテムやメカニズムをわかりやすく解説していこう。
IMU(イナーシャル・メジャーメント・ユニット)が
車体のあらゆる動きを素早く精密に把握してくれる
例えばトラクションコントロール。単に前後ホイールの回転差からリアホイールの空転を検出し、点火時期を調整してリアタイヤの...
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<殿堂用品>目からウロコだった1/4サイズ!「コーケン1/4 Socket SET 2261M」
スーパースポーツや、スクーター整備の必需品
生活総合情報サイトで「バイク」のガイドを務めていたんですが、ある日担当ディレクターから「こだわりの逸品を紹介する記事を書いて欲しい」という依頼がありましてね、その記事執筆に絡んで購入したのが今回紹介する工具。コーケンの1/4サイズ(6.35 mm)のソケットレンチセットです。
ソケットレンチには、四角い接続部分の大きさによって1インチ、3/4インチ、1/2インチ、3/8インチ、1/4インチの5サイズあるんだけど、バイクやクルマの整備で主に使われているのは3/8インチ(9.5mm)。80年代前半にロードレース参戦から始まった我がイジリ人生。誰にも...
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「Ninja650 ABS」 がフルモデルチェンジ!
新型ニンジャがミドルの人気を加速させる!
ビッグマシンからのダウンサイジングユーザーをはじめ、ビギナーからベテランまでさまざまなスキルレベルのライダーから支持を集めるニンジャ650がフルモデルチェンジ、「インターモト2016」で発表された。日常の移動手段としての適応性に、ニンジャらしいスタイリングとスピリッツを融合させるべく、車体からエンジン、足まわり、外装に至るまで全面刷新された。
まず、シャシー関係だが、軽量化を大きな目的としてトレリス構造の鋼管製ダイヤモンドフレームを新設計。これに組み合わされるスイングアームも左右非対称タイプのアルミニウム製となり、エンジン本体はもちろん、ステップ...
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液体パッキンの正しい選び方と使い方(安藤佳正)
ちょっと前の話だが、編集部員から
「CB1100のシリンダーヘッドカバーパッキンを自分で交換したんですけど、
オイル漏れが止まらないんです」とSOSが来た。
新しいパッキンは用意したと言うので、
取りあえず工具と液体パッキンを持って修理に向かったのでした。
原因を探ると、組み付けミスでパッキンの一部がずれていて、
そこからオイルが漏れていただけ。
新しいパッキンをきっちり組み付けて直ったんだけど、
作業しながら話を聞いていると、
あまり考えずに店頭で適当な液体パッキンを買っていること、
塗る前に塗布部分を脱脂していないことが判明。
「液体パッキンの選び方と基本的な使い方を知らない人って
...
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<アンドーの食いしん坊ライダー万歳!>ツーリングのお土産にもピッタリ! 君栄丸(神奈川県)
私アンドーが、雑誌のロケ先で巡り合った美味しいお店を紹介する
「食いしん坊ライダー万歳!」。その2回目は、GOGGLE誌のロケで
タレントのぐっさんに教えて貰った、三浦半島・三崎のお店を紹介しよう。
三崎といえば古くからのマグロで有名なエリア。
街中にマグロの直売所やマグロ料理をウリにした飲食店が
ズラリと並んでる。そんなマグロの街で紹介するのはシラスのお店です。
三崎で唯一、相模湾で獲れる『湘南シラス』を扱う君栄丸は、
漁から加工、販売まで一貫して手掛けているお店。
茹でて冷ましただけの釜揚げしらす(600円/170g)、
それを軽く干した天日干ししらす(600円/170g)は定番中の...
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<アンドーの食いしん坊ライダー万歳!>魚処 おお田(静岡県)
ボクら雑誌屋は、メーカーの発表会やらロケやらで
日本全国アチコチに行きます。そして、行った先々で当然メシを食う。
取材チーフの趣向にもよるけど、基本的に地元の名物や特産品を
食べることが多い。自他ともに認める食いしん坊の安藤。
訪れた先々で地の旨いものを食うのが、
ロケの大きな楽しみのひとつなのですよ。
そんな、安藤がロケ先で巡り合った旨い店を不定期に紹介しようという
この企画。ぜひグルメツーリングの参考にしてくださいな。
なお、この企画上の「旨い!」はあくまでも安藤の主観です。
必ずしもみんなの口に合うとは限らないので、悪しからず。
ちなみに安藤の食に対するポリシーは「高くて旨いのは当...
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<1週間インプレッション> HONDA VT1300CX 安藤佳正 最終日
雨の中のタラタラ走行で20km/Lオーバー
前日はピカピカに磨き上げてから近所のキレイな場所で記念撮影。
「明日はちょっと寄り道してから返そうかなぁ」などと考えていたら、朝から雨降ってやんの!
インプレ中にも何度か小雨に降られたけど、予想通り塗装部分もメッキ部分も汚れがかなり目立つ。かといってシャンプー洗車するほどじゃないし…。そんなときに僕が愛用しているのが「パーマラックス」。ウエスにスプレーして拭くだけである程度の汚れを落とし、同時に輝きと撥水性を与えてくれるスプレーワックスだ。
塗装面からメッキ、無塗装樹脂、ミラー、プラスチック、ゴムパーツ、ビニールレザー、さらにはメルメット、家電...
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<1週間インプレッション> HONDA VT1300CX 安藤佳正 6日目
思うままに細部をチェック
この日はオートバイ8月号の特集の撮影で、中央道と首都高速を使って八王子→新橋を往復。往復とも混雑のピークを外れての移動だったので、目立った渋滞にも巻き込まれずに済んだ。周囲の流れに乗り、常識的なスピードで空いた高速を巡航しているときのVT1300CXはこの上なく快適だ。
さて、これまでの5日間で、およそ想定されるシチュエーションはすべて走ってみた。
そこで今回は目先を変えてVT1300CXの細部をチェック。気に入った部分、気になった部分をピックアップしてみよう。
まずこのスタイリング。好みがハッキリ分かれそうデザインだけど、目を引くことだけは確か。街中やあちこち...