ケニーの活躍とともに知れ渡ったカラーリング
ヤマハのGPマシンと言えば白×蛍光オレンジのマールボロカラーの印象も強いけれど、1978年にデビューイヤーチャンピオンを決めた「キング」ケニー・ロバーツが乗っていた1978~80年式のチャンピオンマシンYZR500は、黒×黄のストロボカラーに彩られた、通称「USインターカラー」だった。
インターカラーは、ヤマハのアメリカ法人が発案したとされるカラーリング。
そのため、世界グランプリはもちろん、アメリカのビッグレース、デイトナ200マイルにもこのカラーが登場。
ヤマハもこのレースのためにTZ750を開発したという経緯もあり、デイトナ仕様のTZ750は、インターカラーに彩られての参戦を続けていたのだ。
インターカラーはその後もヤマハのレーシングマシンのイメージリーダーとなり、ヤマハ創立50周年記念となった2005年には、バレンティーノ・ロッシの乗るYZR-M1がアメリカGPのみインターカラーにペイントされ、その後市販モデルにも採用された。