ケニーの活躍とともに知れ渡ったカラーリング

画像: 2005年MotoGPアメリカGP「ラグナ・セカ」で、ヤマハYZR500(1980年式)のデモランを行なったケニー・ロバーツ。 写真:Chad Ziemendorf/REUTERS

2005年MotoGPアメリカGP「ラグナ・セカ」で、ヤマハYZR500(1980年式)のデモランを行なったケニー・ロバーツ。

写真:Chad Ziemendorf/REUTERS

ヤマハのGPマシンと言えば白×蛍光オレンジのマールボロカラーの印象も強いけれど、1978年にデビューイヤーチャンピオンを決めた「キング」ケニー・ロバーツが乗っていた1978~80年式のチャンピオンマシンYZR500は、黒×黄のストロボカラーに彩られた、通称「USインターカラー」だった。

インターカラーは、ヤマハのアメリカ法人が発案したとされるカラーリング。

画像: ヤマハ YZR500(1978年)

ヤマハ YZR500(1978年)

そのため、世界グランプリはもちろん、アメリカのビッグレース、デイトナ200マイルにもこのカラーが登場。

ヤマハもこのレースのためにTZ750を開発したという経緯もあり、デイトナ仕様のTZ750は、インターカラーに彩られての参戦を続けていたのだ。

インターカラーはその後もヤマハのレーシングマシンのイメージリーダーとなり、ヤマハ創立50周年記念となった2005年には、バレンティーノ・ロッシの乗るYZR-M1がアメリカGPのみインターカラーにペイントされ、その後市販モデルにも採用された。

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