編集部キャンプの様子はこの記事でご覧ください。
-20℃~100℃まで対応する、タフネス&シンプルな最強ボトル
キャンプでの「水」ってどうしています? 僕はずっとこんな水袋を使っていました。
愛用しているのはエバニューのウォーターキャリー。値段も安くて、丈夫。畳めて便利です。
ただ、ずっと気になっていたアイテムがありました。
それが、熟練キャンパーたちが好んで愛用している(ような気がする)ナルゲンボトルです。
最初に見たときは、「ただのプラスチックボトルだろ? 畳めないならペットボトルでよくないか?」なんて思っていたのですが、あまりに周りの熟練キャンパーたちが、推してくるので根負けして買ってしまいました。
実際に所有したら、よくできていることが分かりました。
まずすごいのは、ゴムパッキンがないのに水が漏れないこと!
洗うのが楽ですし、ゴムの劣化もありませんから、安心です。
さらに、耐久性が凄まじい。
100℃の熱湯を入れてもOK。耐冷温度は-20℃。つまり凍らせても大丈夫!
もともとはアメリカの化学者が研究用装備品として開発したのが始まりで、環境に配慮しつつ、人体に害のない作りを追求しているのも特長です。だから嫌なプラスチック臭がまったくしません。
容量や形状はさまざまありますが、この「広口1.0L TRITAN」はベーシックなベストセラーモデル。
シンプルな1Lボトルで、使い方は人それぞれです。
僕はシンプルに水を入れています。といっても「飲む用」。水袋と併用していて、水袋の水は手や食器を洗ったり、鍋を作るときなどに使ったり、キャンプ地での生活全般に使っています。
ナルゲンボトルは、水袋より飲みやすいので、飲料水と割り切っています。これを手にしてから、湧水スポットを見つけるのがより楽しくなりました。
こちらは月刊『オートバイ』松本副編集長のナルゲンボトル。いろいろとカスタムパーツを装着していました。
ホルダーがあると、熱湯を入れてもすぐ持てますし、冷めにくい。逆に冷たいものを入れたときも、長持ちします。
さらに、より飲みやすいよう飲み口のパーツも装着していました。
ちなみにこの緑色のカラーは「メロンボール」という名で、人気があるそうです。
左の紫色のは、タイトルカットに登場している木川田ステラさんのナルゲンボトル。
タバスコが入っています(笑)。彼女も最近手に入れたばかりで、まだどうやって使っていいか悩んでいるとのこと。編集部でキャンプをした日は、調味料を入れていました。
彼女もホルダーを持っていて、このようにシートバッグに装着しています。
このナルゲンボトル、まだまだ可能性はいろいろあります。
例えば、どうしても牛乳が飲みたい! と思った時。紙パックは運びにくいですからね。ナルゲンボトルに移し替えるのがいいでしょう。
容量0.5Lの小さいモデルもあり、それに直接ピーナッツなど携行食を入れていく人も多いそう。
裏側には目盛りも付いていますので、米炊きや、料理をするときに役立ちます。
また、知人のイラストレーターさんは、普段机で絵を描くときに、飲み物を入れるため使っているのだとか。
缶ジュースなどを飲んでいて、描き途中の作品にこぼしてしまったら目も当てられませんからね。フタがしっかしているというのは、やはり安心です。
ただのプラスチックボトルですが、そのトップブランドともなると奥が深い……。「広口1.0L TRITAN」は、アウトドアショップやネットショップなどで、2,000円程度で販売されています。
モデル:木川田ステラ/レポート:西野鉄兵