数多くのバイク小説を生んできた、山田深夜氏の最新短編集!
バイク乗りなら、ぜひ読みたい小説が双葉社から刊行されました!
こちら、『風になる日』です。
作者の山田深夜氏は、これまでに『横須賀Dブルース』(寿郎社)、『千マイルブルース』(寿郎社)、『ひとたびバイクに ツーリングを愛する者たちへ』(双葉社)、『ロンツーは終わらない』(徳間書店)など、数々の〈バイクと人〉を主役とした物語をつづってきた、現代のバイク小説の第一人者ともいえる存在。
氏の代表作でもある『電車屋赤城』(角川書店)、『横須賀ブロークンアロー』(双葉社)にもバイクが活躍するシーンが数多く描かれています。
今作『風になる日』も、さまざまなバイクと魅力的な登場人物たちが登場する一冊。5つの短編作品で構成された、ハードカバーの単行本です。
そのうち4作品は、過去に双葉社の文芸誌「小説推理」と、徳間書店の「問題小説」で読み切りの作品として掲載されたもの。
最後の一編は、表題作となる「風になる日」で、こちらは書下ろし作品となっています。
山田深夜氏は、自身もホンダ・ワルキューレに長年乗り続けるバイク乗りとしても知られています。かつては、バイク雑誌「ミスターバイクBG」やツーリング雑誌「アウトライダー」での連載も行なっていました。
リアルな経験をもとにつづられる物語は、臨場感とともに強く現実味を帯びています。『風になる日』もバイク乗りだからこそ、より深く共感・感動できる、珠玉の名作です。
収録されている作品は、いずれも「旅のにおい」が濃いものとなっています。自宅で読まれるのはもちろん、宿やキャンプ場など旅先でページをめくっていくのもおすすめですよ。
『風になる日』(双葉社)
著 : 山田深夜(ヤマダシンヤ)
発売日:2019年09月20日 予価:本体1,500円 + 税
ISBN :978-4-575-24206-5
〈本の紹介 双葉社HPより〉
恋に破れ故郷を捨てる若者、不意に己の過去を突きつけられた男、失業し家族を失った男、記憶をなくし己の素姓を探す青年、何事にも慎重で冒険しない若者――。人は旅をし、人と出会い、ここではない何処かへと誘われる。そしてその先には新しい景色が待っている。「電車屋赤城」で多くの読者を魅了した著者の最新短編集。