2021年の市販化へ向けて、キムコが動き出した!
11月5日に開幕したイタリアミラノのEICMA2019で、台湾トップブランドのKYMCO(キムコ)がエレクトリックモーターサイクル「RevoNEX」を発表しました。
キムコは昨年のEICMAで電動スーパースポーツのコンセプトモデル「SuperNEX」を発表しましたが、今回は近い将来の市販化を視野に入れた機種として登場しました。
キムコのアレン・コウ会長は「RevoNEXは2021年の発売を予定しています」と明言。
単に優れた性能の電動ストリートバイクを作るのではなく、高度な電動プラットフォーム上で卓越した性能を発揮する電動ストリートバイクの構築に着手した、ということが今回の発表のキーポイントとなっています。
最高速度は時速205km、その到達時間がすさまじい
RevoNEXは電動バイクながら、6速のトランスミッションを搭載。これによりモーターのパワーバンドをより効率的に活用できると強調しています。
RevoNEXは100km/hまで3.9秒、最高速度205km/hまでわずか11.8秒で到達。
ただ、2速でも最高115km/hまで出せるため、街乗りでは頻繁なシフトチェンジは不要とのこと。スポーツバイク・ルックではありますが、実用性もすでに考慮されています。
さらに走行モード切り替え機能(Poised,Assertive,Bold,Extreme)を搭載。Poised(ポイズド)は住宅地を静かに走りたいときに適した出力設定、そこからもっともハイパワーなExtreme(エクストリーム)まで4段階で刻まれています。
スタイリング面では、SuperNEXはフルカウルのスーパースポーツ然としたものでしたが、今回のRevoNEXは市販化を前提に置き、ビギナーでも扱いやすいネイキッドタイプとなっています。
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まとめ:西野鉄兵