2019年10月に欧州で発表された新型MT-03は、
完成度をさらに高め、兄貴譲りのワイルドルックに
250㏄スーパースポーツの定番・YZF‐R25を、排気量拡大してパワーアップした上級バージョンのR3は2019年に初のモデルチェンジを受け、スタイルと走りの完成度を高めたのは記憶に新しい。
そのメカニズムをベースにMTシリーズのコンセプトを取り入れた、ベーシックなネイキッドとして人気なのがMT‐03だが、こちらも新型R3をベースとしたニューモデルへとついに進化する。
現行モデルのMT‐09を想わせる精悍さを増したスタイリングや、鋭いハンドリングを可能としたYZF-R3譲りの倒立フロントフォークは、兄弟モデルで同時にモデルチェンジするMT‐25と基本的に共通。
従来型MT‐03でも高く評価されてきたフレームや、320㏄の排気量を活かした余裕のある走りをもたらすエンジンは受け継がれている。
欧州で先行して販売され、日本での発売時期は2020年夏以降と予想。YZF-R3の評判がいいだけに楽しみな1台だ。
まとめ:月刊オートバイ編集部
ヤマハ新型MT-03(欧州仕様)の主なスペック
[全長×全幅×全高]2090×755×1070㎜
[ホイールベース]1380㎜
[最低地上高]160㎜
[シート高]780㎜
[車両重量]168㎏
[エンジン形式]水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
[総排気量]321㏄
[ボア×ストローク]68×44.1㎜
[圧縮比]11.2
[最高出力]42PS/10750rpm
[最大トルク]3.0㎏-m/9000rpm
[燃料供給方式]FI
[燃料タンク容量]14L
[キャスター角/トレール]25度/95㎜
[変速機形式]6速リターン
[ブレーキ形式 前・後]φ298㎜ディスク・φ220㎜ディスク
[タイヤサイズ 前・後]110/70-17・140/70-17