完結30周年を迎えた不朽の名作『あいつとララバイ』(楠みちはる)。その作中で登場するオートバイを紹介していきます。
 
©楠みちはる/講談社 ※全ての写真及び記事の無断転載を硬く禁じます。

第8回/早瀬順一のヤマハ「SRX-6」

研二と友美がデートで訪れた箱根のヒーロー、早瀬の愛車はSRX-6。

水曜日のシンデレラが駆るポルシェ930ターボに挑戦を続けていたが、単気筒のSRXではバケモノ・ポルシェになかなか太刀打ちできないでいた。

画像: ヤマハ SRX-6 レプリカブーム真っ只中の85年4月にリリースされたSRX‐4/6。行き過ぎた高性能、日常的な使い方には馴染まないライディングポジション、一辺倒なフルカウルフォルムを好まない、アンチ主流派を中心に人気を集めたモデルだ。シャシーにレーサーレプリカのノウハウを取り入れ、徹底的な軽量化を図ってスポーツ性を大きく高めた。そのスタイリッシュなフォルムでも人気を呼んだ。

ヤマハ SRX-6
レプリカブーム真っ只中の85年4月にリリースされたSRX‐4/6。行き過ぎた高性能、日常的な使い方には馴染まないライディングポジション、一辺倒なフルカウルフォルムを好まない、アンチ主流派を中心に人気を集めたモデルだ。シャシーにレーサーレプリカのノウハウを取り入れ、徹底的な軽量化を図ってスポーツ性を大きく高めた。そのスタイリッシュなフォルムでも人気を呼んだ。

早瀬のSRX-6はボンバーの杉本が限界近くまでチューンしたもので、ショートマフラーはステンレスエキパイのフルエキに交換され、サイレンサーが干渉するためにタンデムステップが取り外されている。ホイールはノーマルだが、前後ディスクをスリットなしのタイプにチェンジ。

画像: 第8回/早瀬順一のヤマハ「SRX-6」

研二が早瀬のSRXに試乗した際、「いままでで一番速いタイムで横浜まで帰って来た」と驚かれていることから、ピストンやカム、バルブスプリングなどエンジン内部にも大幅に手が入れられている模様。

ボディの軽さをフルに生かすため、エンジンがしなるように回るようなチューンがされている。

(次回はキングのスズキ・カタナ750を解説します。お楽しみに!)

過去の回はこちらからご覧いただけます。

楠みちはる先生の「僕のバイク道・漫画道」もおすすめです。

「あいつとララバイ ファンブック」(モーターマガジン社)好評発売中

画像: 「あいつとララバイ ファンブック」(モーターマガジン社)好評発売中

1回こっきりしか登場しないバイクも紹介する「実車アルバム」や書き下ろしの自叙伝「僕のバイク道・漫画道」完全版など盛り沢山の内容です。

■A4変型ワイド版・オールカラー164ページ
■定価:1527円+税

Amazonでもお買い求めいただけます。

あいつとララバイ ファンブック (Motor Magazine Mook)

モーターマガジン社 (2019-10-30)
売り上げランキング: 261

This article is a sponsored article by
''.