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第21回/ディーブのスズキ「GSX1100S」
ニューヨークの凄腕チューナーであり、ボンバーの杉本や井田とも旧知の仲であるディーブがプライベートで乗る1100カタナ。
1980年のケルンショーでプロトタイプがお披露目され、81年に初代がデビューするや世界的なヒットとなり、94年には国内モデルも登場。125㏄、250㏄、400㏄、550㏄、650㏄、750㏄、1000㏄などにシリーズを拡大。
2000年に1100台限定で発売されたファイナル・エディションで1100カタナは終焉となった。
カタナは性能やスペック的にはベースモデルとなったGSX1100Eと変らない。とは言っても、通称「ベコ」ことGSX1100EはGS1000Eから18馬力もアップした4バルブエンジン、オートテンショナー、大型エアクリーナー、新設計マフラーなどを採用するスポーツ・フラッグシップ。
「ベコ」に比べ「カタナ」がより絶版名車とされるのは、そのデザイン・パワーによるところが大きかった。
デザインの魅力により現在でも輝きを失わないバイクもまた、世界的に希有な存在だ。その証拠にGSX1100Sカタナをモチーフに2019年5月には新型KATANAが登場している。
『あいつとララバイ』で研二が乗った唯一のスズキ車が1100カタナであり、タンデムで走りながら、「あのディーブってひとすごいんじゃねェの」と、その仕上がりに驚いていた。
(次回は杉本&るみ子のVFR750Rをお届けします。お楽しみに!)
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