月刊オートバイの読者の皆さんで選ぶ人気バイクナンバー1決定戦「JAPAN BIKE OF THE YEAR」は1978年から開催し、2019年で41回目を迎えました。今回は251cc~400ccの「400クラス」で1~3位にランクインした機種をご紹介!
(※月刊オートバイ 2019年10月号より)

第1位 4328POINTS

YAMAHA SR400

画像: 最高出力:24PS/6500rpm 最大トルク:2.9kg-m/3000rpm 税込価格:58万3000円

最高出力:24PS/6500rpm
最大トルク:2.9kg-m/3000rpm
税込価格:58万3000円

40年以上の歴史を誇るテイスティ・シングルスポーツ!

1978年に初代が登場して以降、大きな変更を施すことなく造り続けられてきたSR400。

排ガス規制の波に逆らえず、2008年にはいったんは生産中止となるが、ファンの熱い声に応える形で2009年に復活。今なお多くのライダーを虜にしている。

最新の技術とレトロなスタイルを組み合わせたネオクラシックモデルが昨今ブームになっているが、SR400はこうしたモデルとは異なり、70年代からの「伝統」を脈々と受け継ぐ生粋の「クラシックスポーツ」である。

画像: 40年以上の歴史を誇るテイスティ・シングルスポーツ!

エンジン始動はセルではなく、コツの必要なキック式だし、空冷シングルエンジンも、最新のものに比べれば荒っぽい部分もある。総じて、SRは現代の基準からすれば手間のかかるバイクだが、こうした手間を重ねていくことで、オーナーはバイクとの「対話」を楽しむことができ、それは何物にも代えがたい「絆」に変わっていく。

デビューから40年以上が過ぎ、ユーザーの層が変わっても、時代を超えてSRはオーナーとの「絆」を深め、愛されているのである。

画像: ビッグシングルらしさにあふれたエンジンは、力強いトルクとリズミカルな鼓動を楽しめる。

ビッグシングルらしさにあふれたエンジンは、力強いトルクとリズミカルな鼓動を楽しめる。

画像: クロームメッキ仕上げのボディに、白色の文字盤を採用。イモビやハザードも備える。

クロームメッキ仕上げのボディに、白色の文字盤を採用。イモビやハザードも備える。

画像: フェンダーはスチール。フロントブレーキは298㎜径で、十分なストッピングパワーを確保。

フェンダーはスチール。フロントブレーキは298㎜径で、十分なストッピングパワーを確保。

画像: リアサスペンションはオーソドックスな2本ショック。撮影車のタイヤはブリヂストンのバトラックスBT45。

リアサスペンションはオーソドックスな2本ショック。撮影車のタイヤはブリヂストンのバトラックスBT45。

【主なスペック】エンジン形式・排気量・最高出力・最大トルク・車両重量・シート高・燃料タンク容量・タイヤサイズ前後
●空冷4ストOHC2バルブ単気筒●399cc●24PS/6500rpm●2.9kg-m/3000rpm
●175kg●790mm●12L●90/100-18・110/90-18

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