ENDURANCE「ツインカメラドライブレコーダー」/税込価格:2万9920円
事故に加え、あおり運転などの「事件」も記録できるとあって、ドラレコの普及が加速している。特に一人で乗ることが多いオートバイの場合、証拠を残す唯一の手段だけに導入を検討しているライダーも多いはずだ。
そこでエンデュランスから新発売されたオートバイ用ドラレコをテストしてみた。
特徴は前後同時録画可能な2個のカメラとカラー液晶モニターを備えていること。
あおり運転や追突事故の被害に遭ったときには何よりも車両後方の記録が有効だから、これから装着するなら2カメラタイプをお薦めする。
この製品は120度広角レンズ+200万画素のSONY製センサー採用でフルHD画質を確保。
WDR機能も採用され、夜間や逆光時も鮮明な画像で記録できる。
本体には2.7インチの液晶モニターを備え、記録映像をその場で再生できるし、カメラの位置調整や各種設定もモニターを見ながらスムーズに行えるのが便利だ。
取り付けはシート下などに本体を固定してメインスイッチ連動の配線から電源を取り、前後2個のカメラと手元スイッチを固定する。
ニンジャ1000に装着したが、電源端子の加工作業も含めて1時間ほどで装着できた。
メインスイッチ連動で録画が始まると手元スイッチのLEDが点灯。このスイッチを押すことで録画の停止/再開も行える。
動画はMOVファイル形式で保存されるので、SDカードを経由してパソコンの大画面で見ることも可能だ。
使いやすくて高画質。質実剛健なドラレコに仕上がっている。
テスター太田安治の欲張りリクエスト
操作性も画質も秀逸で、ドラレコとしての完成度は高い。
ビス固定タイプのカメラマウントが付属するが、ミラー基部やハンドルバー用クランプマウントがオプション設定なのが残念。
両面テープの貼り付けマウントも用意して欲しい。
文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:梅本まどか