まとめ:宮﨑健太郎/写真:松川 忍/モデル:大関さおり

伊藤真一(いとうしんいち)
1966年、宮城県生まれ。88年ジュニアから国際A級に昇格と同時にHRCワークスチームに抜擢される。以降、WGP500クラスの参戦や、全日本ロードレース選手権、鈴鹿8耐で長年活躍。
2019年に行なわれた鈴鹿8耐では「Honda Dream RT 桜井ホンダ」チームで見事10位を獲得!
専用設計のボディに質感の高い外装がいい!

ADV150
連載ではPCX125を取り上げたことがありますが、このADV150はPCXをベースにしたモデルです。
言うまでもなくADV150は上位機種のX-ADVよりもコンパクトなので、日本ではより多くの人に好まれるモデルになるかもしれませんね。
「125版も国内向けに出ますか?」とホンダの解説担当の方に聞いたのですが、上手いことはぐらかされてしまいましたね(笑)。
ADV150のサスペンションストロークは130ミリくらいで、一般的なオートバイと同じくらいとのことですが、高速道路も乗れるのでどれくらい実用性とスポーツモデルとしての楽しさを両立できているか、実際に乗ってみて確認してみたいですね。
スクリーンアジャスターや、リザーバー付きリアショックなどコストもかかっているし、実際に車両を見て質感の高さは感じました。小型車はミラーがコストダウンの対象になることが多いですが、ADV150は専用設計の車体デザインに合った形で、そこも気に入ったポイントでしたね。
以前にX-ADVを試乗したときは、停止直前に足をフロアからまっすぐ下に出すと、足着き性がそれほど良くないのでドキっとすることがあった…、と伊藤さんも大関さんも述べていましたが、ADV150はその心配はなさそう、とそのサイズ感を高評価しました。

「ユニットスイングはリア側が重くなってしまうのが宿命ですが、ADV150はそのあたりを考慮した上でどこまでハンドリングを煮詰めたか、早く確認したいですね」