CB250Rはツーリングライダーの腕を試す好敵手!
さあ、今回は大物の登場です!
新世代CBシリーズとして、2018年5月にデビューしたCB250R。兄弟車にCB1000R・CB650R・CB125Rの4機種がラインナップされています。
なぜ大物かというと、このシリーズ、リア周りがこれまでのCBと比べとってもすっきり。荷掛フックらしきものも見当たりません。
2018年に登場したとき、スタイリッシュ!かっこいい!と思うと同時に「荷物積むの大変そう」と不安を覚えました。
シリーズ共通のキャッチコピーは、「NEO SPORTS CAFE」。カフェに出かけるのに大きなバッグはいりませんからね。極力すっきりとしたスタイリングを目指して開発されたのでしょう。
でも、このCB250Rに積むことができれば、だいたいのネイキッド車に積むことができるともいえそうです!
さっそく積んでみましょう!
CB250Rにストレッチコードを使ってバッグを積載
このとおり、ストレッチコードを使って、取り付けベルトが付属していないバッグを積載することができました。
フロント部分は、タンデムステップのヒールガードが使えます。
困るのは後ろですね。
見てください、このすっきりしたシート周り!
余計なものが備わっていない美しいスタイリング。
荷掛フックはなし! リアフェンダーこそ備わっているものの、スパッとリアシートで後ろが切れているのが特徴です。
リアフェンダーやリアウインカーの付け根をついつい使いたくなりますが、僕は絶対使いません。
そもそもコードをかけるよう造られていないため強度が低いというのが第一の理由。
そして、第二の理由はそんな場所にコードをかけるのは、パッキング好きとしてのプライドが許さないから(ニヤリ)。
では、どうしたか。ちょっとだけ技を使いました。
困ったときはシートを開けてみるのが定石。で、まずはシートの裏側をチェック。
スズキ車やトライアンフ車の場合は、シートの裏側に荷掛ベルトが備わっていることもしばしば。ホンダCB250Rには見当たりませんでした。工具セットが付いていますね。
シートの中にはちょっとしたスペースがあります。ETC車載器を装着したら、ほかに何かを入れるは難しいサイズ。書類は入ります。
でも、よく見てください。ここにあるじゃないですか。使えそうな鍵型の金具が!
これはヘルメットホルダーの役割を果たす金具ですね。
ここを軸に、丈夫なロープで作った輪っかを留めます。
一重では後ろ側に引くと簡単に抜けてしまうので、動かないように工夫して装着。これで、簡易荷掛フックの増設が完了です。コストはたぶん10円くらい!
それでも後ろ方向に引くのは危険なので、前方向に引くようにパッキングしました。
ヘルメットホルダーの位置から前にしか引けないので、リアシートの前少し目にパッキングされる形となりました。
ただ、実際にこの状態で走行テストも行ないましたが、問題なく乗車は可能。空荷と比べるとどうしても動きが制限されますけどね。
腰に当たる部分に柔らかいものを入れておくのがポイントです。
この程度のサイズのバッグなら載せられますが、キャンプ道具を満載した50~70Lサイズのバッグとなるとストレッチコードでのパッキングは難しいかもしれません。
リアシートのサイズを図りましたので、参考まで。
ストレッチコードの選び方
ストレッチコードを選ぶ際は、太さが肝心です。8mm~10mmがしっかりしていておすすめ。
長さは60~70cmが使いやすいと個人的に思っています。ただ、長ーーいコード1本でパッキングする人もいます。
今回使ったのは最近Amazonで買ってみた太さ8mm・長さ60cmのもの。反発力は弱すぎず強すぎず、初めてストレッチコードを使う人にもぴったりだと思います。
4本1000円という価格も魅力的!