こだわりのデザインで雰囲気と使い勝手を両立したキジマのカスタム「Z900RS」
Zの再来というイメージから、ガッツリ系カスタムパーツや走り主眼のスポーツパーツに目が行きがちなZ900RS。だが、バイクの持つ普段使いでの利便性という点も見逃せない。
大手パーツメーカーのキジマはそのZ900RS用に、便利で快適、そして敷居の高くないボルトオンパーツのラインナップを拡充している。
「同じカスタムでもユーザーの志向は“見せる”から“使う”へと変化しています。そんな中でウチが今、Z900RS用として推しているのがリヤキャリアとエンジンガードなんです。オーナーさんは皆、ツーリングにも出かけるだろうし、万一の転倒時に自分も愛車も傷つくのは嫌でしょうから。
ただ、どちらも装着して、車両との一体感を損なわないことを意識しています。メーカーが美しくデザインしたZ900RS、そしてそれを気に入って購入したユーザーに向けたパーツですから、そこは崩さないように気を遣ってます」と、同社企画開発部の西澤さん。
もちろん両品とも実走テストを繰り返し、製品化されたものだ。
その後も内側から外側に向けて流れるように光るLEDシーケンシャルウインカーのZ900RS専用品(写真は開発途中のもの)は市販に移った。
さらに汎用品からは、グリップ太さをノーマルに近似のφ32mmまでスリム化してノーマルから違和感をなくしたグリップヒーターGH10もZ900RS適合品がラインナップされた。
ユーザーの普段使いに寄り添う同社のアイデアは今後も膨みそうだ。
KIJIMA Z900RS 詳細説明
取材協力:キジマ
記事協力:ヘリテイジ&レジェンズ
レジェンド バイクス KAWASAKI Z900RS (Motor Magazine Mook)
カワサキ「Z900RS」のノーマル車からカスタムバイク、Zシリーズの歴史まで徹底的に解説した一冊!