スズキ「Vストローム1050XT」のスタイリング

画像: クチバシ状のフロントマスクなど、かつてパリダカで活躍したラリーマシン・DR-BIGからインスパイアされた独特のスタイル。

クチバシ状のフロントマスクなど、かつてパリダカで活躍したラリーマシン・DR-BIGからインスパイアされた独特のスタイル。

画像: 赤/白のカラーもDR-BIGをルーツとするグラフィックだが、現代のツアラーに求められる高い利便性も備えている機能的デザインだ。

赤/白のカラーもDR-BIGをルーツとするグラフィックだが、現代のツアラーに求められる高い利便性も備えている機能的デザインだ。

スズキ「Vストローム1050XT」各部装備・ディテール解説

画像: DR-BIGを思わせる特徴的なマスク。ヘッドライトは角形の大型LED、XTはウインカーもコンパクトなLEDを採用する。

DR-BIGを思わせる特徴的なマスク。ヘッドライトは角形の大型LED、XTはウインカーもコンパクトなLEDを採用する。

XTのスクリーンは、中央のバックルを外せば工具不要で11段階調整が可能。スタンダードは工具が必要だが、3段階調整が可能だ。

画像: テーパーハンドルバーを標準装備。アップライトな、人間工学に基づいたリラックスしたポジション設定で長距離走行も快適にこなす。

テーパーハンドルバーを標準装備。アップライトな、人間工学に基づいたリラックスしたポジション設定で長距離走行も快適にこなす。

画像: 軽量コンパクトなフル液晶メーターは、多彩な情報を見やすく表示。XTは反転表示液晶で、スタンダードは通常の液晶。

軽量コンパクトなフル液晶メーターは、多彩な情報を見やすく表示。XTは反転表示液晶で、スタンダードは通常の液晶。

画像: XTは2種類の表皮を使った2トーンシートを標準装備。シート高を標準位置より20㎜高くできる2段階調整機構も備える。

XTは2種類の表皮を使った2トーンシートを標準装備。シート高を標準位置より20㎜高くできる2段階調整機構も備える。

画像: XTはシート下にもアクセサリー用のDC12Vソケットを標準装備。グラブバーとリアキャリアは大型のものを採用している。

XTはシート下にもアクセサリー用のDC12Vソケットを標準装備。グラブバーとリアキャリアは大型のものを採用している。

画像: テールランプもLEDで、スタイリッシュなデザインと優れた視認性を実現。XTはクリアレンズで、スタンダードモデルは赤いレンズ。

テールランプもLEDで、スタイリッシュなデザインと優れた視認性を実現。XTはクリアレンズで、スタンダードモデルは赤いレンズ。

画像: アクセサリーを装着する際に最も利便性がいい場所、ということで、USB充電ソケットはメーター下の左側に設置されている。

アクセサリーを装着する際に最も利便性がいい場所、ということで、USB充電ソケットはメーター下の左側に設置されている。

画像: 本格スポーツモデルのようなメインビームを備えたアルミダイヤモンドフレームを採用。高い直進安定性とコーナリング性能を誇る。

本格スポーツモデルのようなメインビームを備えたアルミダイヤモンドフレームを採用。高い直進安定性とコーナリング性能を誇る。

画像: Vツインエンジンならではの車体のスリムさが見て取れるアングル。車格は大きいが、取り回しに優れる理由はここにもある。

Vツインエンジンならではの車体のスリムさが見て取れるアングル。車格は大きいが、取り回しに優れる理由はここにもある。

画像: XTはスポークホイールが標準装備。ブレーキ径は310㎜で、ブレーキキャリパーはトキコのラジアルマウントキャリパー。

XTはスポークホイールが標準装備。ブレーキ径は310㎜で、ブレーキキャリパーはトキコのラジアルマウントキャリパー。

画像: リアホイールもアルミワイヤースポーク。装着タイヤはBSのA41で、リアブレーキ径は260㎜ディスクを採用する。

リアホイールもアルミワイヤースポーク。装着タイヤはBSのA41で、リアブレーキ径は260㎜ディスクを採用する。

リアショックは工具不要でイニシャル調整が可能なタイプを採用。タンデム時や積載時に即時対応でき、重宝するアイテムだ。

スズキ「Vストローム1050XT」電子制御装備・エンジン・メカニズム解説

画像: セルボタンをワンプッシュすれば一定時間セルが回ってエンジンを始動できる、スズキイージースタートシステムも装備。

セルボタンをワンプッシュすれば一定時間セルが回ってエンジンを始動できる、スズキイージースタートシステムも装備。

画像: 走行中にクルーズコントロールスイッチを操作すれば、アクセル操作がなくても、設定された速度(約50km/h ~)の巡航が可能。

走行中にクルーズコントロールスイッチを操作すれば、アクセル操作がなくても、設定された速度(約50km/h ~)の巡航が可能。

画像: 電子制御スロットルと組み合わされるエンジンは106PS。カムプロフィールやピストンの表面処理など、細かい部分も見直された。

電子制御スロットルと組み合わされるエンジンは106PS。カムプロフィールやピストンの表面処理など、細かい部分も見直された。

画像: 従来型よりボアを4㎜拡大した49㎜径の電子制御スロットルを採用。前後シリンダーには独立したスロットルボディを備えている。

従来型よりボアを4㎜拡大した49㎜径の電子制御スロットルを採用。前後シリンダーには独立したスロットルボディを備えている。

1気筒ごとに2本のイリジウムプラグを採用するデュアルスパークシステムを採用。燃焼効率を高め、パワーと環境性能を両立。

画像: ピストンリングを薄型とし、上部にはアルマイト(陽極酸化)処理を施すことで、フリクションロスの低減と耐久性を両立。

ピストンリングを薄型とし、上部にはアルマイト(陽極酸化)処理を施すことで、フリクションロスの低減と耐久性を両立。

画像: シフトダウン時の後輪ホッピングを防ぐ、スリッパークラッチのSACS(スズキアシストクラッチシステム)を採用。

シフトダウン時の後輪ホッピングを防ぐ、スリッパークラッチのSACS(スズキアシストクラッチシステム)を採用。

画像: 薄型デザインのオーバルマフラーを採用。触媒浄化性能の向上により、令和2年国内排出ガス規制にも対応。

薄型デザインのオーバルマフラーを採用。触媒浄化性能の向上により、令和2年国内排出ガス規制にも対応。

先進の電子制御「S.I.R.S」採用!!

画像: 6軸IMUとABSを組み合わせる「モーショントラックブレーキシステム」を導入。前後の車輪速センサー及びIMUが車体姿勢を検出、その情報を基にABS介入の高度な制御を行う。

6軸IMUとABSを組み合わせる「モーショントラックブレーキシステム」を導入。前後の車輪速センサー及びIMUが車体姿勢を検出、その情報を基にABS介入の高度な制御を行う。

画像: 下り坂でブレーキをかけた際、IMUが車体姿勢を検知しABSの作動を最適化する「スロープディペンデントコントロールシステム」。

下り坂でブレーキをかけた際、IMUが車体姿勢を検知しABSの作動を最適化する「スロープディペンデントコントロールシステム」。

画像: タンデム時や積載時など、制動距離が伸びそうな状況でブレーキ圧を自動補正するロードディペンデントコントロールシステムを採用。

タンデム時や積載時など、制動距離が伸びそうな状況でブレーキ圧を自動補正するロードディペンデントコントロールシステムを採用。

画像: これは3軸6方向(ピッチ、ロール、ヨー)の車両の動きと姿勢を示した模式図。これらの数値から車体の状況を瞬時に検知する。

これは3軸6方向(ピッチ、ロール、ヨー)の車両の動きと姿勢を示した模式図。これらの数値から車体の状況を瞬時に検知する。

画像: ボッシュ製の6軸IMU(慣性計測ユニット)を採用。ピッチ、ロール、ヨーの3軸の角速度センサーと3軸加速度センサーを装備。

ボッシュ製の6軸IMU(慣性計測ユニット)を採用。ピッチ、ロール、ヨーの3軸の角速度センサーと3軸加速度センサーを装備。

まとめ:オートバイ編集部/写真:赤松孝、南 孝幸

スズキ「Vストローム1050」「Vストローム1050XT」主なスペックと価格

※《 》内はXT

全長×全幅×全高2265×870《940》×1515《1465》mm
ホイールベース1555mm
最低地上高165《160》mm
シート高855《850》mm
車両重量236《247》kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブV型2気筒
総排気量1036cc
ボア×ストローク100×66mm
圧縮比11.5
最高出力78kW(106PS)/8500rpm
最大トルク99N・m(10.1kgf・m)/6000rpm
燃料タンク容量20L
変速機形式6速リターン
キャスター角25°40'《25゜30'》
トレール量110《109》mm
タイヤサイズ(前・後)110/80R19 M/C 59V・150/70R17 M/C 69V
ブレーキ形式(前・後)ダブルディスク・シングルディスク
メーカー希望小売価格税込143万円《151万8000円》

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