レースで勝つために開発されたホンダCBR1000RR-R FIREBLADE/SP。その内部にはどういった最新機構が組み込まれているのか? エンジン、フレーム、足回り、吸排気系のメカニズムを解説する。
エンジン
RC213Vのノウハウが活きる
218PSを誇る史上最強のホンダ直4。RC213Vと同じボア・ストロークを採用することで、最強のレーシングテクノロジーを投入している。高回転化には欠かせないフィンガーフォロワーロッカーアームを始め、セミカムギアトレーン、チタンコンロッド、特殊処理を施した鍛造ピストンなど、高価な素材を惜しみなく採用している点に注目だ。