ローダウンとミニマル化を全身で進める
2017年から展開し、先頃マイナーチェンジしたホンダ・レブル。’85年登場の初代以来のコンセプトであるロング&ロースタイルは、アメリカンを思わせながらもそこにとどまらず、ジャンルレスとでも言うべきポジションを獲得している。
一方で690mm(現行)という超低シート高も、跨がることや乗ることを苦にしない気軽さを身につけた。バイクという趣味やジャンルさえも取っ払ってしまったとも言えるほど。
こうした背景からか老若男女、あらゆる世代から大きな支持を得ているが、まさにレブル(REBEL)=反逆、勝手にやらせろという意味を体現しているようだ。
そんなレブルに自社製/自社扱い輸入パーツを装着してまとめたのが、デイトナによるこの車両だ。ドイツ・ハイサイダー製バーエンドミラーや超小型“アポロブレット”ウインカーはその筆頭。ストレートなドラッグバー(ハンドル)は6インチライザー(参考製品)で約15cm上げられ、20mmローダウンするリヤショックとでレブル本来のイージー感を強めている。
ノーマルではフラット仕上げのシートに被せて表情を持たせる前後のシートカバーもいよいよ発売され、エンド部を切削加工してワイルド感も見せるスリップオンのメガホンマフラーなどの開発中パーツ群も魅力的。
一見、大きな変更はないようなのに、すみずみまでオリジナル感はたっぷり。レブルというベースの持つジャンルレス感をより高めながら、ミニマルな手法でカスタムという手法の自由さも表現することに成功しているのだ。
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