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ホンダ「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」/税込価格:278万3000円

総排気量:999cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
最高出力:160kW(218PS)/14,500rpm
最大トルク:113N・m(11.5kgf・m)/12,500rpm
CBR1000RR-Rのスタイリングは機能を最優先したもの。サーキット走行時、一定以上の速度域における空気抵抗を低減すべく、ライダーが伏せた状態でクラス最小のCD値を実現するよう空力テストを重ね、フロントカウルには高速域でRC213Vなみの強力なダウンフォースを生み出すダクトウイングを配置。テールカウルも空気の抜けを最優先に考えた形状としている。目的はたったひとつ、サーキットでライバルに勝つことだけだ。

切れ上がった形状のテールカウルは、走行時後方に向かう空気の流れを妨げないようになっている。

シート高は高めでハンドルは低く幅広にセット。ライダーが伏せると空力効果が高まるデザイン。

センターラムエアとアッパーカウルサイドへの導風が最優先で、残ったスペースにヘッドライトを配置。

必要最小限なテールランプや、すぐに取り外せるナンバーステーなど、サーキットユースをにらんだ設定。
ヤマハ「YZF-R1M」/税込価格:319万円

総排気量:997cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
最高出力:147kW(200PS)/13,500rpm
最大トルク:113N・m(11.5kgf・m)/11,500rpm
8月には国内仕様が発売された新型R1もパフォーマンスを高める熟成を受けている。ボディカウルは走行時の空気の流れを考え、ライダーが伏せたときに走行風が包み込むよう考えられたデザインとなっているし、エンジンはヘッドを作り直した力作。ヤマハの並々ならぬ闘志を感じる。

上級グレードのR1Mはボディの一部をカーボンカウルとして軽量化を果たしつつ、質感の向上も図っている。

フロントマスクのデザインはまったく新しいもので、より一層「M1顔」になった。空力特性も向上している。

空気の流れを感じさせるユニークな形状。上級グレードのR1Mのみ、ドライカーボン製のテールカウルを追加。
カワサキ「Ninja ZX-10R SE」/税込価格:270万6000円

総排気量:998cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
最高出力:149kW(203PS)/13,500rpm ラムエア加圧時:156kW(212PS)/13,500rpm
最大トルク:114N・m(11.6kgf・m)/11,200rpm
ワールドスーパーバイクのチャンピオンマシンであるニンジャZX-10Rは2年前にモデルチェンジ。スタイリングに大きな変更を加えない代わりに、エンジンを徹底改良してレースでの戦闘力をアップさせるという大胆な戦略にうって出た。この「SE」は電子制御サスペンションを持つ上級グレードで、キズ防止ペイントも採用している。

2016年に登場した先代からの基本フォルムを引き継ぐ。タンクやカウルの一部はキズ防止塗装。

従来同様、印象的な鋭いマスク。2眼ヘッドライトは右がハイビーム、左がロービーム。

SEはシートが2トーンカラーとなるが、基本デザインは従来のイメージを継承する。
ドゥカティ「PANIGALE V4S」/税込価格:344万2000円

総排気量:1103cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブV型4気筒
最高出力:157.5kW(214PS)/13,000rpm
最大トルク:124N・m(12.6kgf・m)/10,000rpm
MotoGPマシンのDNAを受け継ぐV4エンジンを引っ提げて鮮烈デビューを果たしたパニガーレV4だが、わずか2年でアップデートを敢行。素材こそ異なるが、レース対応グレードの「R」に装備されていたものと同様のウイングレットを採用し、フレームも剛性バランスを見直した新タイプを採用。CBR同様、目指すは勝利のみなのだ。

従来よりもテールを高くしたデザインを採用。チェーンの引っ張り角度が増え、加速時の安定性が向上した。

スクリーンは高いものに変更され、ヘッドライトフェアリングは従来より片側15㎜ずつ幅広になった。

独創的な形状のテールランプ。シートカウルのホールをそのまま活かしたデザインとなっている。
BMW「S 1000 RR」/税込価格:231万3000円~283万4000円

総排気量:999cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブV型4気筒
最高出力:152W(207PS)/13,500rpm
最大トルク:113N・m(11.5kgf・m)/11,000rpm
BMWが誇る最強のスポーツバイクは、登場からずっとウェッジシェイプの効いた戦闘的なイメージのフォルムだったが、昨年デビューの新型から大きくイメージチェンジ、モダンですっきりしたスタイリングに進化した。フレームやエンジンのメカニズムも一新され新機構を惜しみなく投入。1年経っても新鮮さはそのままだ。

左右非対称のヘッドライトをやめ、スッキリしたシンメトリーな顔つきに生まれ変わった。

左右非対称のヘッドライトをやめ、スッキリしたシンメトリーな顔つきに生まれ変わった。

テールランプはこのモデルから左右に配置した、細身のLEDウインカーと兼用となった。
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まとめ:オートバイ編集部/写真:赤松 孝、南 孝幸、鶴身 健