マイナーチェンジを遂げた新型「MT-07 ABS」
ヤマハ「MT-07 ABS」のニューモデルが発表されました!
MT-07は水冷4スト2気筒エンジンを搭載した新世代のネイキッドモデルとして、国内では2014年8月に初代が発売。その後、2018年にマイナーチェンジを果たし、現在でも大型バイクのミドルクラススポーツとして人気を得ています。
今回発表された新型は、2年ぶりのマイナーチェンジ。スタイリングは、10月28日に発表された新型「MT-09」と共通のイメージに一新。エンジンを改良し、新たな排ガス規制「EURO5」に対応しています。
日本では2021年春以降の発売予定で、価格は未定。欧州から先行販売されます。
ヤマハ新型「MT-07 ABS」の特徴
EURO5に適合したエンジン
エンジン形式は水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒。総排気量は689cc。
EURO5適合化を図りながらエアダクト、排気系の仕様を変更。新型となる一体型2into1エキパイ・マフラーが採用されています。また、ECU仕様変更、FIセッティング最適化などを織り込むことでスロットル微開の低速域での、リニアなレスポンス特性に磨きをかけたとのこと。
そのほか、耐摩耗性に優れたバルブシート採用(排気側)、ミッションのドッグ角変更で再加速時のダイレクト感向上(2速・3速)、触媒位置変更、 O2センサー位置変更などが行なわれています。
これらにより従来モデルよりもトルクの出力特性は滑らかになり、優れた加速特性が実現できたとヤマハは発表しています。
アップライトなライディングポジション
新たにアルミ製テーパーハンドルを採用。左右幅を32mm広く、ハンドル高を12mm高く設定。従来モデルよりもゆったりとしたライディングポジションに変更されました。
また、燃料タンクカバー周りのデザインを一新。燃料タンクカバー周りを構成するパーツを従来の9個から8個へ減らし、フレームカバーをアルミダイキャストから樹脂製に変更しています。ニーグリップ部の形状も変わり、スポーツ走行時のホールド感が向上されたとのことです。
スタイリングを一新
大きく変わったのはスタイリングでしょう。2018年のマイナーチェンジを挟み、今回で第3世代となります。
ヘッドライトはMT-25/03(2020年モデル)と同系統のロービームとハイビームを一体型とした「バイファンクションLEDヘッドランプ」。両脇にウインカーとポジションランプを装備。MT-07史上初のLEDを採用されました。
燃料タンクカバー周りのデザインが一新され、全体のシルエットがよりシャープな印象に。エアフローの動きを表現した、流れるようなボディラインが特徴となっています。
新型「MT-07 ABS」のカラーバリエーション(欧州仕様車)
ストームフルオ
アイコンブルー
テックブラック
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新型「MT-07 ABS」の主なスペック(欧州仕様車)
全長×全幅×全高 | 2085×780×1105mm |
ホイールベース | 1400mm |
最低地上高 | 140mm |
シート高 | 805mm |
車両重量 | 184kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 |
総排気量 | 689cc |
ボア×ストローク | 80.0×68.6mm |
圧縮比 | 11.5 |
最高出力 | 54kW(73.4PS)/8750rpm |
最大トルク | 67N・m(6.8kgf・m)/6500rpm |
燃料タンク容量 | 14L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 24.5゜ |
トレール量 | 90mm |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70 ZR 17M/C(58W) ・180/55 ZR 17M/C(73W) |
ブレーキ形式(前・後) | 298mmダブルディスク・245mmシングルディスク |
まとめ:西野鉄兵