BMW 新型「R 1250 RT」車両解説
BMW R 1250 RT （2021年モデル）
総排気量：1254cc
エンジン形式：水冷4ストDOHC4バルブ水平対向2気筒
価格・発売時期は未定
RTの名にふさわしい先進装備の数々！
BMW Rシリーズのトップモデルであるグランドツアラー「R1250RT」が数々のハイテクデバイスを装備してアップデートされた。ヘッドライトにはバイクの進行方向に向かって光軸が動き、進行方向に暗闇を作らない旋回機能付きLEDヘッドライトをはじめ、オプション設定される「Proライディングモード」ではエンジントルクコントロール（MSR）も追加されている。
加えて、今回のハイライトとなる新装備が、オプション扱いではあるがアクティブクルーズコントロール機能。クルマではすでにおなじみになりつつある装備だが、これはクルーズコントロール使用時に前車との距離を一定に保ちながら追従する機能のこと。安全快適なクルージングを実現する先進装備だ。
ほかにも大型液晶メーターなど豪華装備を満載。日本での発売に期待しよう。
速く、安全、快適にツーリングを楽しむ。GTツアラーはBMWが最も得意としてきたジャンルだけに、完成度の高さもうなづける。
BMW 新型「R 1250 RT」各部装備・ディテール解説
LEDライトの光は直進してしまうため、バンク時に進行方向が暗くなる。それを補うために旋回機能を今回採用している。
アクティブクルーズコントロール機能のシステム図。レーダーからの車間距離情報をコン検知してエンジンとブレーキを操作する。
10.25インチという大画面モニターには、クルーズコントロールの車間距離設定やナビ画面などを表示させることも可能。
クルーズコントロールスイッチの横に備わるのは車間距離調整ボタン。これで前車との距離を好みに応じた3段階に調節できる。
レーサーセンサーユニットはBOSCH製。先に紹介したドゥカティのムルティストラーダV4と同タイプと思われる。
BMW 新型「R 1250 RT」主なスペック
【全長×全幅×全高】2222×985×NA㎜
【ホイールベース】1485㎜
【最低地上高】NA
【シート高】805/825㎜
【車両重量】279㎏
【エンジン形式】水冷4ストDOHC4バルブ水平対向2気筒
【総排気量】1254㏄
【ボア×ストローク】102.5×76㎜
【圧縮比】12.5
【最高出力】136HP/7750rpm
【最大トルク】14.6㎏-m/6250rpm
【燃料供給方式】FI
【燃料タンク容量】25L
【ステアリングヘッド角/トレール量】57.3度/150㎜
【変速機形式】6速リターン
【ブレーキ形式 前・後】φ320㎜ダブルディスク・φ276㎜ディスク
【タイヤサイズ 前・後】120/70ZR17・180/55ZR17
まとめ：オートバイ編集部
