好バランスが光るミドルスポーツネイキッド、MT-07の実車を捕捉!インパクト十分な大胆フェイスを撮影してきたぞ。エンジンにも熟成の手が入った新型の魅力をチェックしていこう。
ヤマハ新型「MT-07」車両概要
各部にも改良を施した充実のアップデート!
2014年に登場したMT‐07は、シンプルでスリムな構成のフレームによるスマートなボディワークと、270度クランクを採用して扱いやすさとリニアなトルク特性を両立させた、689cc水冷並列ツインエンジンが特徴。素直で扱いやすいハンドリングと軽快なスポーティさを兼ね備えている、バランスの良いスタンダードネイキッドスポーツとして支持されてきた。
2年ぶりにモデルチェンジされ、3世代目となった新型は、兄貴分のMT-09同様の斬新なスタイリングを採用。バイファンクションLEDヘッドライトを採用したフロントマスクに加え、燃料タンク周りのデザインも一新。個性際立つ、インパクトあるスタイルに変身した。
エンジンはユーロ5規制に対応すると共に、排気系の変更やFIの改良によってレスポンスを改善。ライディングポジションを従来よりゆったりとした設定とするなど、各部を煮詰めて一層完成度が高められた。
ヤマハ新型「MT-07」各部装備・ディテール解説
ヤマハ新型「MT-07」主なスペック(欧州仕様)
全長×全幅×全高 | 2085×780×1105mm |
ホイールベース | 1400mm |
最低地上高 | 140mm |
シート高 | 805mm |
車両重量 | 184kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 |
総排気量 | 689cc |
ボア×ストローク | 80.0×68.6mm |
圧縮比 | 11.5 |
最高出力 | 54kW(73.4PS)/8750rpm |
最大トルク | 67N・m(6.8kgf・m)/6500rpm |
燃料タンク容量 | 14L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 24.5゜ |
トレール量 | 90mm |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70 ZR 17M/C(58W) ・180/55 ZR 17M/C(73W) |
ブレーキ形式(前・後) | 298mmダブルディスク・245mmシングルディスク |
文:オートバイ編集部/写真:赤松 孝