ホンダ「レブル」の歴史
レブルが初めて登場したのは1985年。コンパクトな車体にトルキーなSOHCツインエンジンを搭載。足つき性や取り回しに優れ、フットワークもクイックということで、幅広い層のライダーに支持された。
1988年にはフラットバーハンドル仕様もリリースされた。現在のレブルシリーズに通じる、スリムでコンパクトな車体がもたらす軽快な走り、というコンセプトはこれが源流とも言えるだろう。
その後、国内でアメリカンブームが到来、各メーカーとも押し出しを重視したキャラクターのモデルが人気を博したこともあり、クルーザークラスは一気に重厚長大路線へと舵を切り、奮闘していたレブルもやがてその波に飲み込まれていった。
しかし、自由に走りを楽しむレブルのスタイルは、2017年登場の250、500で再び脚光を浴びることになるのである。
空冷4スト・233㏄のSOHCツインエンジンをコンパクトな車体に搭載。トルキーなパワー特性がもたらす軽快な走りで、女性にも人気を博した。
ツインキャブレターを採用してパワーを向上。燃料タンクのデザインを一新し、スペシャルは各部にゴールド仕上げのパーツを採用。
スポーティなフラットバーハンドル仕様を新たにラインアップに追加。今日のレブルシリーズの源流ともいえるモデルだ。
エンジン外観、サイドカバーのデザインを変更。スペシャルは消滅、プルバックハンドル、フラットバーハンドルの2タイプとなった。
初代最後のモデルチェンジ。マフラーを左右2本出しから右側2本出しに変更、ハンドルは幅広のプルバックタイプのみとなった。
現行型の初代モデル。シンプルでコンパクトな構成の車体に、CBR250R/CBR500R系のエンジンを搭載。幅広い層のライダーから人気を博した。
ホンダ「レブル」シリーズ2021年モデル情報
2021年3月11日、レブル1100のDCT仕様車が発売された。スタンダードのレブル1100は、5月13日に発売予定だ。
レブル250とレブル500は、2020年にモデルチェンジしLEDの灯火類、アシスト&スリッパークラッチを採用。メーターは多機能なものとなり、サスペンションの設定も見直されている。レブル250にはヘッドライトカウルなどを標準装備した「レブル250Sエディション」もラインアップ。
まとめ:オートバイ編集部