2020年にファイナルエディションが発表され、惜しまれつつ生産を終了したヤマハの傑作トレール・セロー。そのセローをベースとしたパッケージ車・ツーリングセローも、残念ながらこれで終了。最後にもう一度、その走りの魅力を振り返ってみよう。
文:太田安治、木川田ステラ、オートバイ編集部/写真:南 孝幸、赤松 孝

ヤマハ「ツーリングセロー」カラーバリエーション

ツーリングセローのカラーは「 パープリッシュホワイトソリッド1(ホワイト/グリーン)」と「パープリッシュホワイトソリッド1(ホワイト/レッド)」の2タイプ。

パープリッシュホワイトソリッド1(ホワイト/グリーン)

パープリッシュホワイトソリッド1(ホワイト/レッド)

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  • 画像8: ヤマハ「ツーリングセロー」インプレ(2021年)生産終了となった傑作トレール! 高速道路&林道の走行性能をレビュー
    ホワイト/グリーン
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    ホワイト/レッド
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    ホワイト/グリーン
    61
    859
  • 画像11: ヤマハ「ツーリングセロー」インプレ(2021年)生産終了となった傑作トレール! 高速道路&林道の走行性能をレビュー
    ホワイト/レッド
    39
    540

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ヤマハ「ツーリングセロー」ライディングポジション・足つき性

シート高:830mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg

やや手前に位置するハンドルは悪路でのコントロール性を高めてくれる。シート着座位置とステップ位置が近いので膝の曲がりがきつく、長時間ライディングではやや窮屈さを感じた。足着き性の良さはセローの伝統だ。

画像: ヤマハ「ツーリングセロー」ライディングポジション・足つき性

ヤマハ「ツーリングセロー」タンデム(2人乗り)チェック

パッセンジャー 木川田ステラの感想

しなやかなサスのおかげで楽しくタンデムできます。リアキャリアをグラブバー代わりにできて、握り具合も良好です。

ヤマハ「ツーリングセロー」各部装備・ディテール解説

ツーリングセローはナックルガードとウインドスクリーンを装備。高い防風効果でロングランを快適にしてくれる。

速度を大きくデジタル表示するシンプルなメーター。時計、ツイントリップ機能付きで、バックライトはグリーン。

SOHC2バルブ単気筒はいまやレアな空冷式。ツーリングセローはクランクケース下にアクセサリーのアルミガードを備える。

21インチの軽量アルミ製リムに、低騒音を考慮した細身のチューブタイヤを履く。ディスクローター径は245mm。

オフタイヤの選択肢が広い18インチリムに、BS製のチューブレスタイヤを装着。ディスクブレーキ径は203mmだ。

重量3.8kg、最大積載量6.5kgの大型リアキャリアは、シート座面への積載も考慮したフラットな形状としている。

ヤマハ「ツーリングセロー」主なスペック・価格

※スペックは「セローファイナルエディション」のものとなります。

全長×全幅×全高2100×805×1160mm
ホイールベース1360mm
最低地上高285mm
シート高830mm
車両重量133kg
エンジン形式空冷4ストSOHC2バルブ単気筒
総排気量249cc
ボア×ストローク74.0×58.0mm
圧縮比9.7
最高出力14kW(20PS)/7500rpm
最大トルク20N・m(2.1kgf・m)/6000rpm
燃料タンク容量9.3L
変速機形式5速リターン
キャスター角26゜40'
トレール量105mm
タイヤサイズ(前・後)2.75-21 45P(チューブタイプ)・120/80-18M/C(62P・チューブレス)
ブレーキ形式(前・後)Φ245mmディスク・Φ203mmディスク
メーカー希望小売価格64万4600円(消費税10%込)※生産終了モデル

文:太田安治、木川田ステラ、オートバイ編集部/写真:南 孝幸、赤松 孝

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