文:オートバイ編集部/写真:赤松 孝、南 孝幸、森 浩輔/モデル:太田安治、木川田ステラ
国内4社 現行250ccフルカウルスポーツモデル
今回比較するのはこの6台!

Honda CBR250RR(写真は基本色、マットガンパウダーブラックメタリック)
250cc2気筒フルカウルスポーツの中で、最もスポーツ性が高いと言われているのが、このCBR250RR。250cc初の電子制御スロットル、可変パワーモードを搭載している。
総排気量:249cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
最高出力:30kW(41PS)/13000rpm
最大トルク:25N・m(2.5kgf・m)/11000rpm
車両重量:168kg
税込価格
82万1700円:基本色(3色)
85万4700円:グランプリレッド(ストライプ)

YAMAHA YZF-R25
2014年デビューのYZF-R25は、2019年に初マイナーチェンジを行ない、倒立フォークを採用し、スタイリングを変更。スーパー「すぎない」スポーツ性が人気。
総排気量:249cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
最高出力:26kW(35PS)/12000rpm
最大トルク:23N・m(2.3kgf・m)/10000rpm
車両重量:170kg
税込価格:65万4500円

SUZUKI GSX250R(写真はトリトンブルーメタリックNo.2)
フルカウルスポーツながら、ロングツーリングや街乗り適性も高いことが人気のGSX250R。スタンダードモデルのほか、ABS仕様車、TeamSUZUKIカラーの3モデルが発売中。
総排気量:248cc
エンジン形式:水冷4ストSOHC2バルブ並列2気筒
最高出力:18kW(24PS)/8000rpm
最大トルク:22N・m(2.2kgf・m)/6500rpm
車両重量:178kg
税込価格
53万6800円:基本色(3色)
54万8900円:トリトンブルーメタリックNo.2
56万9800円:ABS仕様基本色(3色)
58万1900円:ABS仕様トリトンブルーメタリックNo.2

SUZUKI GIXXER SF250
新設計の油冷4バルブ単気筒エンジンを搭載する、GSX250Rとも違うテイストなのがジクサー。こちらもフルカウル車ながらスポーティ過ぎない性格が人気。
総排気量:249cc
エンジン形式:油冷4ストSOHC4バルブ単気筒
最高出力:19kW(26PS)/9000rpm
最大トルク:22N・m(2.2kgf・m)/7300rpm
車両重量:158kg
税込価格:48万1800円

Kawasaki Ninja250
現在の250ccスポーツ人気のきっかけとなったのが、2008年に発売されたNinja250の初代モデル。現在は3世代目で、スタンダードモデルとKRTエディションが発売中。
総排気量:248cc
エンジン形式:水冷4スト4バルブ並列2気筒
最高出力:27kW(37PS)/12500rpm
最大トルク:23N・m(2.3kgf・m)/10000rpm
車両重量:166kg
税込価格
64万3500円:メタリックカーボングレー
65万4500円:Ninja 250 KRT EDITION

Kawasaki Ninja ZX-25R / SE (写真はNinja ZX-25R SE KRT EDITION)
250ccスポーツ=2気筒エンジンという図式を刷新、カワサキにとっても25年ぶりに登場した4気筒250ccスポーツ。スタンダードとクイックシフター、USBソケットなどを追加したSEも発売。
総排気量:249cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
最高出力:33kW(45PS)/15500rpm ラムエア加圧時:34kW(46PS)/15500
最大トルク:21N・m(2.1kgf・m)/13000rpm
車両重量:183kg
税込価格
82万5000円:メタリックスパークブラック
【250ccフルカウルスポーツ比較】ライディングポジション・足つき性
Honda CBR250RR
シート高:790mm
車両重量:168kg
ライダーの身長:163cm
スーパースポーツタイプのCBR250RRだけに、着座位置が高く、シートの傾斜もキツめだが、ボディがスリムで車体が軽量なこともあって足つき性と取り回しはさほど悪くない。
YAMAHA YZF-R25
シート高:780mm
車両重量:170kg
ライダーの身長:176cm
クッション厚は薄め、お尻グリップも重視しているのがR25。ハンドルはトップブリッジ下マウントで、ハンドル高は低く、近い。シートまわりがスリムで足つき性は良好。
SUZUKI GSX250R
シート高:790mm
車両重量:178kg
ライダーの身長:163cm
シート厚があり、サスペンションもソフトなことから、カタログデータのシート高よりも足つきは良い印象。シート先端部もスリムに仕上げ、足を下ろしやすいのが特徴。
SUZUKI GIXXER SF250
シート高:800mm
車両重量:158kg
ライダーの身長:176cm
フルカウルスタイルながら決してスーパースポーツではないジクサーSFは、シートクッションも厚めで乗り心地も快適。カウルをはじめ、フロントパートが低い印象だ。
Kawasaki Ninja250
シート高:795mm
車両重量:166kg
ライダーの身長:163cm
400と共通の車体だが、シート高は低く、軽量な車体が250スポーツの基準ともなっている。ハンドル位置は高く、シート高との高低差があってポジションはいたって快適。
Kawasaki Ninja ZX-25R
シート高:785mm
車両重量:183kg
ライダーの身長:163cm
4気筒エンジンならではの、エンジン回りのボディにボリュームを感じるが、2気筒Ninjaよりもシート高は低く、重心も低い。ハンドル高は低すぎず、前傾度は弱めとなる。