カワサキ「Z900RS」「Z900RSカフェ」の特徴
カワサキ製の近代的スポーツバイクの原点ともいうべき、往年の名車・Z1を現代に再現したレトロスポーツが「Z900RS」だ。
単にその見た目を似せただけではなく、素直で軽快なハンドリングや力強く豪快なフィーリングのパワー特性、ライダーを高揚させるエキゾーストサウンドといった、Z1の魅力である力強い走り、そしてカワサキらしいスピリッツを、最新のメカニズム取り入れ、現代的な信頼性や扱いやすさをプラスしながら巧みに再現。
スタイリングもZ1の単なるコピーではなく、そのオリジナルイメージを取り入れながら、ティアドロップ形状のフューエルタンクや独特なテールカウル、ホイール、ボルト類に至るまで一からデザイン。現代のZ1として相応しい完成度の高いスタイルに仕上げられた。
ビキニカウルやローポジションハンドルを装着、カフェレーサースタイルに仕上げたバリエーションモデルの「Z900RSカフェ」と共に、スタイルだけでなくスポーティなライディングを楽しめるネイキッドスポーツとして、根強い支持を集めている。
そんな「Z900RS」「Z900RSカフェ」の両モデルに、2022年モデルが登場。デビュー以来高く評価されているメカニズムとスタイルはそのままに、カラーリングのみが変更された。
カワサキ「Z900RS」「Z900RSカフェ」2022年モデルのカラー
「Z900RS」は1975年モデルのZ1のグラフィックを再現し、北米市場向け2022年モデルとして公開されたものと同じ「キャンディートーンブルー」と、そのグラフィックのベースカラーを黒にした「メタリックディアブロブラック」の2色を設定。「メタリックディアブロブラック」はヨーロッパ向けにも存在するが、グラフィックが異なっている。
「Z900RSカフェ」の2022年モデルは、ダークなブラックボディにシンプルなグラフィック、そしてブラウンの表皮を組み合わせたシートを組み合わせた「メタリックディアブロブラック」1色のみの設定。これもやはり北米向け2022年モデルと同様のものだ。
税込価格は「Z900RS」が138万6000円、「Z900RSカフェ」が141万9000円となる。
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カワサキ「Z900RS」「Z900RSカフェ」の主なスペック
全長×全幅×全高 | 2100×865(845)×1150(1190)mm |
ホイールベース | 1470mm |
シート高 | 800(820)mm |
車両重量 | 215(217)kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 |
総排気量 | 948cc |
ボア×ストローク | 73.4×56mm |
圧縮比 | 10.8 |
最高出力 | 111PS/8500rpm |
最大トルク | 10.0kgf・m/6500rpm |
燃料タンク容量 | 17L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 25° |
トレール | 98mm |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17・180/55ZR17 |
ブレーキ形式(前・後) | φ300mmダブルディスク・φ250mmディスク |
※()内はカフェ |
上級グレードの「Z900RS SE」も登場
まとめ:小松信夫