2021年3月にモデルチェンジを受けた、ホンダ製リッターオーバー・ネイキッドスポーツのフラッグシップであるCB1000R。リリース文に記された変更点は多くはないが、本当のところどれだけ変わったのか? 伊藤真一さんが徹底的にチェック!
談:伊藤真一/まとめ:宮﨑健太郎/写真:松川 忍

ホンダ「CB1000R」ライディングポジション・足つき性

ライダー身長:179㎝

画像1: ホンダ「CB1000R」ライディングポジション・足つき性

諸元の数値は変わらないが、ライポジには変化が!?

「数値的にはライポジに大きな変化はないはずですが、新型は自分の身長でもハンドルが少し遠く感じました。小柄な人は、シートの前の方に座らないとキツイかな…? 新型CB1000Rは、旧型よりも足着き性が良くなっている気がしました…。リアショックの1Gでの沈み方、そしてシートレールの変更がこの感覚の違いに関わっているのではないかと思うのですが…」と、伊藤さんは各部の変更の意図を、始終探すことに熱中していました。

画像2: ホンダ「CB1000R」ライディングポジション・足つき性

ホンダ「CB1000R」各部装備・ディテール解説

画像: 欧州仕様はEURO5適合の改良が施されたが、日本仕様は燃料系のリセッティングが施された水冷DOHC4気筒を搭載。

欧州仕様はEURO5適合の改良が施されたが、日本仕様は燃料系のリセッティングが施された水冷DOHC4気筒を搭載。

画像: 2本テールパイプを持つマフラーは、バンク角確保を意識したデザイン。十分に消音されつつも、迫力ある音を奏でる。

2本テールパイプを持つマフラーは、バンク角確保を意識したデザイン。十分に消音されつつも、迫力ある音を奏でる。

画像: フロントホイールは、スポーク数を増やした新デザインのものを採用。ブレーキは従来どおり、トキコ製を備えている。

フロントホイールは、スポーク数を増やした新デザインのものを採用。ブレーキは従来どおり、トキコ製を備えている。

画像: CB-R系で唯一、1000は方持ちのプロアームを採用。リアショックは、スプリングに高強度材を用いた分離加圧式だ。

CB-R系で唯一、1000は方持ちのプロアームを採用。リアショックは、スプリングに高強度材を用いた分離加圧式だ。

画像: フォーク間にハウジングを埋め込み、マスの集中化を図った新デザインの薄型LEDヘッドライトを新たに採用。

フォーク間にハウジングを埋め込み、マスの集中化を図った新デザインの薄型LEDヘッドライトを新たに採用。

画像: 新採用のカラー表示5インチTFT液晶メーター。周囲の明るさに応じて、自動調光するバックライトを導入。

新採用のカラー表示5インチTFT液晶メーター。周囲の明るさに応じて、自動調光するバックライトを導入。

ホンダ「CB1000R」主なスペック・価格

全長×全幅×全高2120×790×1090mm
ホイールベース1455mm
最低地上高135mm
シート高830mm
車両重量213kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量998cc
ボア×ストローク75.0×56.5mm
圧縮比11.6
最高出力107kW(145PS)/10500rpm
最大トルク104N・m(10.6kgf・m)/8250rpm
燃料タンク容量16L
変速機形式6速リターン
キャスター角25゜
トレール量100mm
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17M/C(58W)・190/55ZR17M/C(75W)
ブレーキ形式(前・後)ダブルディスク・シングルディスク
メーカー希望小売価格167万900円(消費税10%込)

談:伊藤真一/まとめ:宮﨑健太郎/写真:松川 忍

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