文:オートバイ編集部
ホンダ「NT1100」の特徴
ユニカム+DCT搭載の新世代ツアラー!
ハイスペックでスポーティなパフォーマンスを楽しめ、街乗りにも使えて、たっぷり荷物を積んでロングツーリングも楽しめる。そんな万能ツーリングモデルを目指して誕生したのがNT1100だ。
欧州では「ドゥービル」の名で親しまれた高級ツアラー・NTの名を継承するこのバイクは、高性能を快適に楽しめ、上質な旅を約束してくれる1台。そんなコンセプトを実現させるべく、ホンダがベースに選んだのはCRF1100Lアフリカツイン。アップライトなポジションと力強いエンジン、DCTによるイージードライブを集約したのがこのNT1100なのだ。
先んじて欧州で発表されたが、どうやら国内仕様もスタンバイしている模様。早く乗ってみたい1台だ。
アフリカツイン譲りのパラツインとDCTで爽快な走りを実現!
新型NT1100のフレームはアフリカツインのものを使用するが、ホイールは前後17インチ化され、キャスターを少し起こしたディメンションとして、ワインディングなどでのフットワークを快活なものとしている。
エンジンのスペックはアフリカツインとほぼ同じだが、吸排気系を見直され、よりスムーズな特性とされている。マニュアルミッションとDCTの2タイプが用意されるが、国内仕様はDCTがメインとなる可能性が高そうだ。
「NT」はVツインの快適ツアラーだった
NT700V DEAUVILLE (2006)
フランスの西海岸にあるリゾート地の名前「ドゥービル」をペットネームに冠した先代のNTは、ミドルクラスながら、ゆとりある走りを身上としたロングツアラー。エンジンはBROS系の52度Vツインで、駆動方式はシャフトドライブ。アップライトなライディングポジションとゆったりしたシート、大型のフェアリング、ボディ一体型のパニアケースを備え、快適な走行性能で、発売された欧州ではファンも多かった。