ホンダが2021年秋に発表した新型車「NT1100」。大胆なDRLつきの大型ヘッドライトを持つ、迫力のスタイリングに、CRF1100Lアフリカツインのエンジン、シャシーを巧みに使ったメカニズム。その詳細をじっくり見てみよう!
文:オートバイ編集部

ホンダ「NT1100」の特徴

Honda NT1100

全長×全幅×全高:2240×8865×1360mm
ホイールベース:1535mm
シート高:820mm
車両重量:238kg(DCTは248kg)
予想発売時期:2022年春頃、予想価格:170万円前後

ユニカム+DCT搭載の新世代ツアラー!

ハイスペックでスポーティなパフォーマンスを楽しめ、街乗りにも使えて、たっぷり荷物を積んでロングツーリングも楽しめる。そんな万能ツーリングモデルを目指して誕生したのがNT1100だ。

欧州では「ドゥービル」の名で親しまれた高級ツアラー・NTの名を継承するこのバイクは、高性能を快適に楽しめ、上質な旅を約束してくれる1台。そんなコンセプトを実現させるべく、ホンダがベースに選んだのはCRF1100Lアフリカツイン。アップライトなポジションと力強いエンジン、DCTによるイージードライブを集約したのがこのNT1100なのだ。

先んじて欧州で発表されたが、どうやら国内仕様もスタンバイしている模様。早く乗ってみたい1台だ。

画像: オプションのトップケースやタンクバッグを装着したツーリングスタイル。NT本来の、旅するライダーのためのパッケージだ。

オプションのトップケースやタンクバッグを装着したツーリングスタイル。NT本来の、旅するライダーのためのパッケージだ。

画像: サイズはCRF1100Lアフリカツインより90mmほど短く、95mmスリムだが、全高はほぼ同じ。キャスターは若干立てられ、ホイールベースは25mmほどショートになっている。

サイズはCRF1100Lアフリカツインより90mmほど短く、95mmスリムだが、全高はほぼ同じ。キャスターは若干立てられ、ホイールベースは25mmほどショートになっている。

後姿はまさしくクロスオーバーで、大型のリアキャリアを標準装備し、アドベンチャーモデルにも通じる迫力がある。

アフリカツイン譲りのパラツインとDCTで爽快な走りを実現!

新型NT1100のフレームはアフリカツインのものを使用するが、ホイールは前後17インチ化され、キャスターを少し起こしたディメンションとして、ワインディングなどでのフットワークを快活なものとしている。

エンジンのスペックはアフリカツインとほぼ同じだが、吸排気系を見直され、よりスムーズな特性とされている。マニュアルミッションとDCTの2タイプが用意されるが、国内仕様はDCTがメインとなる可能性が高そうだ。

画像: 【欧州の動画】New 2022 NT1100 Model Features Film www.youtube.com

【欧州の動画】New 2022 NT1100 Model Features Film

www.youtube.com

「NT」はVツインの快適ツアラーだった

NT700V DEAUVILLE (2006)

画像2: ホンダ「NT1100」を徹底解説|大型ツアラーの新たな定番モデルとして期待、各部装備やメカニズムなど詳細をチェック

フランスの西海岸にあるリゾート地の名前「ドゥービル」をペットネームに冠した先代のNTは、ミドルクラスながら、ゆとりある走りを身上としたロングツアラー。エンジンはBROS系の52度Vツインで、駆動方式はシャフトドライブ。アップライトなライディングポジションとゆったりしたシート、大型のフェアリング、ボディ一体型のパニアケースを備え、快適な走行性能で、発売された欧州ではファンも多かった。

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