スポーティな原付二種スクーター、ヤマハのシグナスXがフルモデルチェンジを果たし、新たに「グリファス」のネーミングで登場した。シリーズ初の水冷エンジンを採用、車体も一新した意欲作だ。
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

ヤマハ「シグナス グリファス」ライディングポジション・足つき性

シート高:785mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg

フロアが高めで踏ん張りやすいが、大柄なライダーだと足下、膝回りが少し窮屈。シートは前後の段差が少なく、着座位置の自由度が高い。足着き性は標準的な部類。

画像: ヤマハ「シグナス グリファス」ライディングポジション・足つき性

ヤマハ「シグナス グリファス」各部装備・ディテール解説

逆スラントデザインの独創的なマスクを採用。眼光鋭いヘッドライトはLED、ウインカーは電球タイプ。

滑走路をイメージしたデザインのタコメーターがユニーク。反転表示液晶を採用、スピード表示も大きめ。

500mlのペットボトルが収納できるポケット、コンビニフック、シャッターキーを装備。給油口もフロントに設置。

いまどきのバイクらしく、充電ソケットは必需品。USBソケットは5V・2.0Aでスマホもしっかり充電可能。

ブレーキはペータルディスク。ABSはなく前後連動ブレーキを装備。タイヤは台湾のDURO製を標準装着。

リアブレーキはオーソドックスな円形ディスク。やや長めのサイレンサーには大きな遮熱カバーが付く。

シート高は785mm。前端が巧みに絞り込まれているので足着きにも不自由はない。グラブバーは左右分割式。

トランクは容量28L。フルフェイスヘルメット1個とグローブなどの小物を余裕を持って収納できる。

ポジション、ブレーキ、ウインカーが独立したユニークなデザイン。中央、縦型のLEDランプがブレーキ灯。

画像: 新設計のアンダーボーンフレームはメインパイプを左右非対称としたもの。

新設計のアンダーボーンフレームはメインパイプを左右非対称としたもの。

ヤマハ「シグナス グリファス」主なスペック・価格

全長×全幅×全高1935×690×1160mm
ホイールベース1340mm
最低地上高125mm
シート高785mm
車両重量125kg
エンジン形式水冷4ストSOHC4バルブ単気筒
総排気量124cc
ボア×ストローク52.0×58.7mm
圧縮比11.2
最高出力12PS/8000rpm
最大トルク1.1kg-m/6000rpm
燃料供給方式FI
燃料タンク容量6.1L
変速機形式Vベルト自動変速
キャスター角26°30'
トレール量90mm
タイヤサイズ(前・後)120/70-12・130/70-12
ブレーキ形式(前・後)Φ245mmディスク・Φ230mmディスク
メーカー希望小売価格35万7500円/36万8500円《60th》(税込)

文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

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