Z50周年記念モデルには“RS”シリーズとはひと味違ったマシンも用意されている。それがこのZ900のアニバーサリーだ。最新のストリートファイターらしく、カラーリングは1980年代に最強を誇った「Z-GP」シリーズのレッドを復刻して採用した、個性際立つ1台だ。
まとめ:オートバイ編集部
まとめ:オートバイ編集部
カワサキ「Z900 50th Anniversary」の特徴
往年の高機能モデルをオマージュした特別色
斬新で獰猛なイメージ満点の「SUGOMI」デザインに、豪快な走りを実現する最新メカニズムを組み合わせたネイキッドスポーツがZ900。Z900RSのベースでもある、現行Zのアッパーミドルモデルだ。
このZ900をベースとして、RSシリーズと同様に、Zシリーズのデビュー50周年記念モデル「Z900 50th Anniversary」が登場。Z900RSやZ650RSに設定された同様の記念モデルが、Zの原点であるZ1の「火の玉」カラーを採用したのに対して、こちらは1980年代に人気を博した空冷Zシリーズ後期の名車、Z1100GPなどに採用された「ファイアクラッカーレッド」を採用。
鮮烈な色味を再現するため、塗料を特別に調合したという逸品だ。フェンダーやシュラウドにはZ50周年ロゴが入り、シボ入りの専用シート表皮も採用される。
モチーフはZ-GPシリーズ
Z1の後を継ぐ空冷Zの旗艦・Z1000Jの排気量を拡大、角形ヘッドライトを持つ精悍なスタイルで1981年にデビューしたのがZ1100GP。400、550、750とラインナップされたZ-GPシリーズの最高峰で、1089㏄の空冷直4エンジンは当時最新の電子制御インジェクション・KEFIを採用し、最高出力108PSを発揮。
カワサキ「Z900 50th Anniversary」の注目ポイント
カワサキ「Z900 50th Anniversary」の主なスペック・価格
全長×全幅×全高 | 2070×825×1080mm |
ホイールベース | 1455mm |
シート高 | 800mm |
キャスター角 | 24.9° |
トレール | 110mm |
車両重量 | 213kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 |
総排気量 | 948cc |
ボア×ストローク | 73.4×56mm |
圧縮比 | 11.8 |
最高出力 | 125PS/9500rpm |
最大トルク | 10.0kgf・m/7700rpm |
変速機形式 | 6速リターン |
燃料タンク容量 | 17L |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17・180/55ZR17 |
ブレーキ形式(前・後) | Φ300mmダブルディスク・Φ250mmディスク |
メーカー希望小売価格(税込) | 121万円 |
まとめ:オートバイ編集部