文:宮崎敬一郎、太田安治、中村浩史、オートバイ編集部/写真:南 孝幸、赤松 孝
【比較】シート高・ライディングポジション・足つき性
ライダーの身長・体重:176cm・68kg
【ライディングポジション比較】
アプリリア RS660
シート高:820mm
ハンドル位置は生粋のSSほど低くないので上体の前傾度は想像するほどきつくはない。シートは肉厚で乗り心地良好だが、820mmの高さがあるので足着き性は良くない。
ヤマハ YZF-R7
シート高:835mm
ミドルクラスとは思えない、スリムでコンパクトな車体はホールド性に優れ、上半身を支えやすくスポーティなライポジ。今回の4車の中で前傾度は最もきつめ。
カワサキ Ninja650
シート高:790mm
今回の4車の中では最もアップライトで、足着き性の良さもトップ。ハンドル位置が高く、シートは低いので、小柄なライダーにも優しいポジションとなっている。
ホンダ CBR650R
シート高:810mm
スポーツモデルらしい前傾姿勢だが、スーパースポーツのようなきついものではなく、ツーリングにも十分対応できるレベル。足着き性は外観から想像するほど悪くはない。
【足つき性比較】
【まとめ】4車比較 テスター陣の総評
圧倒的なコスパと懐の深さで、自分ならYZF-R7を選ぶ
移動中、そのラクさから取り合いになっていたのはニンジャ650。逆にそのライポジのキツさで、ジジイなライダーから敬遠されていたのはYZF-R7。だが、ボクが選ぶならR7だ。圧倒的なコストパフォーマンスと従順さ、無茶な操作を許す懐の深さは魅力。
40代までなら攻める楽しさで選びたい
この4台を「ミドルクラスのフルカウルスポーツ」と一括りにするのはいささか乱暴だと実感した。現在の自分のツーリングスタイルに合っているのはニンジャ650だが、40代までなら攻め込む楽しさを持つYZF-R7かRS660を選ぶ。あと20歳若返れれば…。
RS660の出来栄えは期待以上で……
ポジションは弱前傾、低回転のトルクが厚く、高回転は強烈パワー! アプリリアのスーパースポーツは「激しすぎる」イメージだったけれど、RS660にはいい意味で裏切られました! 最新電子制御で街乗りも快適、これぞ新世代ミドルツインスポーツ!
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文:宮崎敬一郎、太田安治、中村浩史、オートバイ編集部/写真:南 孝幸、赤松 孝