ホンダ「CBR1000RR-R FIREBLADE」シリーズ 2022年モデルの特徴
CBRの最高峰が細部を煮詰めて完成度をアップ!
「Total Control for the Track ~サーキットで本領発揮するマシン」をコンセプトに、卓越した操縦性、ハイパワーでコントロールしやすいエンジン、高度な電子制御技術によって、究極のハイパフォーマンスを目指した「CBR1000RR-R ファイアーブレード」。今回のマイナーチェンジでは、完成度を高めるために細部を煮詰めて熟成が図られた。
エンジンに関しては、中速域における加速性能の向上を狙って吸気ポート形状を改良。さらにエキゾーストパイプの集合部の形状などを変更して排気抵抗を最適化し、ドリブンスプロケットも従来の40丁から43丁にして加速の力強さを増している。
一方、吸気系の流れのスムーズ化、スロットルバイワイヤの改良、さらに「Honda セレクタブル トルク コントロール」の制御プログラムの変更でスロットル応答性も改善。足回りは、NISSIN製のフロントブレーキキャリパーの一部材質を変更、サーキット走行のような高負荷時、熱によるブレーキレバーの遊び量変化を小さく抑えた。
また「CBR1000RR-R ファイアーブレード SP」をベースに、初代ファイヤーブレード「CBR900RR」の発売30周年記念モデル「CBR1000RR-R ファイアーブレード SP 30th アニバーサリー」も2022年4月18日に発売予定。4月17日までの期間限定受注モデルで、専用のスペシャルカラーの各部に30周年記念のマークなどがあしらわれ、トップブリッジにはシリアルナンバーも刻まれる。
ホンダ「CBR1000RR-R FIREBLADE」シリーズ 2022年モデルの一覧
今回発表された新しい「CBR1000RR-R ファイアーブレード」シリーズのボディカラーは、スタンダードな「ファイアーブレード」はトリコロールグラフィックのグランプリレッドのみ。「ファイアーブレードSP」は、スタンダードと基本デザインが共通のグランプリレッドと、クールで精悍な雰囲気のマットパールモリオンブラックの2タイプ。
そして「ファイアーブレード SP30th アニバーサリー」は、初代「CBR900RR」風のデザインのパールグレアホワイトだ。
税込価格はスタンダードな「CBR1000RR-R ファイアーブレード」が242万円、「CBR1000RR-R ファイアーブレード SP」が278万3000円。そして「CBR1000RR-R ファイアーブレード SP 30th アニバーサリー」が283万8000円に設定されている。
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ホンダ「CBR1000RR-R FIREBLADE」シリーズ 2022年モデルの主なスペック
全長×全幅×全高 | 2100×745×1140mm |
ホイールベース | 1460mm |
シート高 | 830mm |
キャスター角 | 24° |
トレール | 102mm |
車両重量 | 201kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 |
総排気量 | 999cc |
ボア×ストローク | 81×48.5mm |
圧縮比 | 13.4 |
最高出力 | 218PS/14500rpm |
最大トルク | 11.5kgf・m/12500rpm |
変速機形式 | 6速リターン |
燃料タンク容量 | 16L |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17・200/55ZR17 |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・ディスク |
まとめ:小松信夫