文:オートバイ編集部/写真:松川 忍、西田 格
カワサキ「ゼファー750」解説

Kawasaki ZEPHYR750
総排気量:738cc
エンジン形式:空冷4ストDOHC2バルブ並列4気筒
車両重量:200kg
構えず自然体で楽しむ優しいナナハン・ゼファー
ネイキッドブームの火付け役となったゼファー400に続けと、カワサキはゼファーをシリーズ化。翌年の1990年に登場したのがゼファー750だ。ナナハンという排気量に加え、全体的に丸みを帯びた、曲線基調の優美なフォルムは、往年の名車・Z2をシリーズ中で最もユーザーに意識させるもので、こちらも根強い人気を博した。
搭載されるエンジンはGPz750譲りの空冷DOHC2バルブ。ザッパー系の流れを汲むこのユニットに組み合わされるフレームは新設計のダブルクレードルで、背伸びすることなく楽しめる、ナチュラルな操縦性で、幅広い層のライダーに支持された。
最終的にこの750は特に大きな変更を受けることなく、2007年のファイナルエディションまで、17年間にわたるロングセラーとなるのである。

印象的なデザインのテールカウル&テールランプもZ2風味。マフラーはオーソドックスなメッキ仕上げの左右2本出し。
ゼファー750RS

1996年にはゼファー750RSを追加。キャストホイールからワイヤースポークに変更、クラシカルなイメージを濃厚に感じさせる仕上がり。
カワサキ「ゼファー750」各部装備・ディテール解説

エンジンはZ650から発展したGPz750Fベースの排気量738cc。丸型のカムカバーを採用し、Z2のエンジンの雰囲気を演出。

スタンダードなゼファー750は3本スポークデザインのキャストホイールを装着。ホイール径は前後ともに17インチだ。

リザーバータンク付のツインショック、アルミ製スイングアームなど、リア周りの造りは400cc版のゼファーと同様。

中央に燃料計を配し、左に速度計、右に回転計を並べたアナログメーター。それぞれメッキリングを装着する落ち着いたデザイン。

伸びやかな曲面で構成された、美しいZ2風スタイルの燃料タンクの容量は17L。歴代Zのカラーを再現したさまざまなカラーが存在した。

シートはクラシカルな段付き形状のデザインだが、シート幅自体はスリムで、足付き性も車格の割には良好。
カワサキ「ゼファー750」主なスペック
全長×全幅×全高 | 2105×770×1095mm |
ホイールベース | 1450mm |
最低地上高 | 150mm |
シート高 | 780mm |
車両重量 | 200kg |
エンジン形式 | 空冷4ストDOHC2バルブ並列4気筒 |
総排気量 | 738cc |
ボア×ストローク | 66×54mm |
圧縮比 | 9.5 |
最高出力 | 68PS/9500rpm |
最大トルク | 5.5kgf・m/7500rpm |
燃料供給方式 | CVK32キャブレター |
燃料タンク容量 | 17L |
変速機形式 | 5速リターン |
キャスター角 | 28゜ |
トレール量 | 107mm |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70-17・150/70-17 |
ブレーキ形式(前・後) | Φ300mmダブルディスク・Φ230mmディスク |
文:オートバイ編集部/写真:松川 忍、西田 格