文:河野正士/写真:松川 忍
ハーレーダビッドソン「ナイトスター」純正アクセサリー・カスタム
カスタムパーツも豊富に展開予定
ナイトスターには、すでにいくつかのアクセサリーキットがラインナップされている。写真は「アドバーサリー・コレクション・キット」のオレンジバージョン。ハンドルやカムスプロケットカバー、クラッチカバーなどの切削部をオレンジにデザインしたビレットパーツ。ほかにシルバーカラーもラインナップする。
またクイックリリースの大型フロントスクリーンやシーシーバー、サイドバッグなどがセットになった「ツーリング・キット」、1966〜71年のタンクエンブレムにインスピレーションを受けたビレットパーツ「66コレクション・キット」がラインナップされている。今後はアクセサリーパーツの開発にもチカラを入れていきたいという。
「アドバーサリー・コレクション・キット」のアイテムたち。ブラックをベースに切削部をオレンジにデザイン。
ハーレーダビッドソン「ナイトスター」グローバルカスタムプロジェクト
世界中から選ばれたカスタムビルダーがナイトスターをカスタム
H-D本社は、ニューモデルと同時にナイトスター・カスタムプロジェクトを公開。H-D本社が北米/欧州/アジア地域から選んだ6人のカスタムビルダーが参加し、それらの車両は順次、H-D本社のSNSなどで発表される。日本からは「ヒデモーターサイクル」が参加。その車両が東京の発表会パーティで公開された。
ハーレーダビッドソン「ナイトスター」スペシャルインタビュー
変わりながら変わらないナイトスターはH-Dの象徴
昨年から、H-Dの新しい時代を切り拓くレボリューションマックス・エンジンを搭載した意欲的な3モデルを立て続けに発表したわけですが、先に発売した「パンアメリカ1250」「スポーツスターS」の2台と、今回発表した「ナイトスター」は異なる使命を持たせています。先の2台は、H-Dにとってもチャレンジでした。新しいカテゴリーに参入し、それによって新しいユーザーにアプローチしようと試みましたから。市場の反応を見ると、それらは概ね成功したと考えています。
しかし「ナイトスター」は、依然として新しいユーザーにもアプローチしながら、既存H-Dユーザーも強く意識したプロダクトです。ここが先述の2台との大きな違いです。新しい解釈のテクノロジーやデザインを積極的に取り入れながら、H-Dブランドを支えてきたスポーツスターの歴史にも敬意を払っています。私たちH-Dは変わりながら変わらない。そんな進化を目指しています。「ナイトスター」はその象徴的な存在です。ぜひ多くのライダーに、「ナイトスター」を通して、新しいH-Dに触れて頂きたいと思います。(野田氏談)
ハーレーダビッドソン「ナイトスター」主なスペック・価格
全長×全幅×全高 | 2250xNAxNAmm |
ホイールベース | 1545mm |
シート高 | 705mm |
キャスター角 | 30° |
トレール | 137mm |
車両重量 | 221kg |
エンジン形式 | 水冷4ストV型2気筒 |
総排気量 | 975cc |
ボア×ストローク | 97×66mm |
圧縮比 | 12.0 |
変速機形式 | 6速リターン |
燃料タンク容量 | 11.7L |
タイヤサイズ(前・後) | 110/90-19・150/60B16 |
ブレーキ形式(前・後) | ディスク・ディスク |
メーカー希望小売価格 | 188万8700円 (ビビッドブラック) |
191万9500円 (ガンシップグレー、 レッドラインレッド) |
文:河野正士/写真:松川 忍