BMW「M1000R」各部装備・ディテール解説

エンジン、フレームなど、S1000RRがルーツのメカニズムを、カウルを取り払いネイキッド化で露わにすることで生まれた独特の機能美が魅力。

S1000RRと同じ最新仕様の999cc水冷直4エンジンは、シフトカム機構を組み込まれた最新スペック。S1000Rより45PSパワーアップ。

アクラポビッチ製サイレンサーはS1000Rと共通のようだ。しかし表面仕上げが異なり、S1000Rにはあるサイレンサー基部のガードもない。

マルゾッキ製の電子制御サスペンションをダイナミックダンピングコントロール・DDCによってコントロール。ブレーキは独自のMキャリパーを採用。

前後ホイールは軽量な鍛造アルミ製。「Mコンペティションパッケージ」では、さらに高強度で軽量なカーボン製ホイールとなる。

リアサスペンションユニットもマルゾッキ製で電子制御タイプ。S1000Rの上級モデルと共通のものだ。

スーパースポーツのような大型ウイングレットは、220km/hで約11kgのダウンフォースを発生。高速走行時のスタビリティ確保に貢献する。

ネイキッドらしくバーハンドルを採用しているが、ハンドルバーの形状はフラットで強い前傾ポジション。左右のレバーもM専用パーツだ。

コンパクトなカラー液晶メーター自体はS1000R用と同じものだが、盤面の表示デザインなどはM1000R用のものに変わっている。

アナログ風タコメーターを中心に、ラップタイマー、ベストタイム表示機能などを備えるサーキット走行専用の表示モードも用意。
【公式動画】CLOSE LOOK – The New M 1000 R
www.youtube.comBMW「M1000R」主なスペック
全長×全幅×全高 | 2090×812×NAmm |
ホイールベース | 1450mm |
シート高 | 832mm |
車両重量 | 199kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 |
総排気量 | 999cc |
ボア×ストローク | 80×49.7mm |
圧縮比 | 13.3 |
最高出力 | 210PS/13750rpm |
最大トルク | 113Nm(11.5kgf-m)/11000rpm |
変速機形式 | 6速リターン |
燃料タンク容量 | 16.5L |
ステアリングヘッド角度 | 66° |
トレール | 96.3mm |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17・200/55ZR17 |
ブレーキ形式(前・後) | Φ320mmダブルディスク・Φ220mmディスク |
まとめ:オートバイ編集部