ヤマハ「トレーサー9 GT+」の特徴・日本での発売時期
長旅を快適・安全にする最新機能を満載
2020年11月に発表された「トレーサー9 GT」。並列3気筒エンジンを搭載する新型アドベンチャーモデルとして登場。国内では2021年7月に販売開始された。
その「トレーサー9 GT」の上級グレード車となる「トレーサー9 GT+」が新たに発表された。同車は、"The Multirole fighter of the motorcycle with advanced technologies"をコンセプトに開発。
「トレーサー9 GT」をベースに、世界初のミリ波レーダー連携ユニファイドブレーキシステム(UBS)や、アダプティブクルーズコントロールを搭載する。
レーダー連携ユニファイドブレーキシステム(UBS)は、ミリ波レーダーとIMUが感知した情報をもとに、前走車との車間に対し、ライダーのブレーキ入力が不足している場合、前後配分を調整しながら自動でブレーキ力をアシストするというもの。ミリ波レーダーとUBSの連携した機能は、バイクでは世界初だという。
アダプティブクルーズコントロールは、ここ数年各社が最新ツアラーやアドベンチャーモデルに導入している機構。高速道路などで先行車両に追いつくと一定の車間を保って追従走行が可能となる。ヤマハ車としては、この「トレーサー9 GT+」で初採用される。
さらに新型のクイックシフター、イルミネーションライト装備の新ハンドルスイッチ、スマホとの接続によるナビ機能も使える7インチ高輝度TFTメーターなどを搭載している。
日本では2023年夏以降に発売予定だとヤマハ発動機は明らかにした。
ヤマハ「トレーサー9 GT+」のカラーバリエーション
ボディカラーは欧州では「アイコン・パフォーマンス」と「パワー・グレー」の2色で展開される予定だ。
アイコン・パフォーマンス
パワー・グレー
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ヤマハ「トレーサー9 GT+」の公式動画・写真
ヤマハ「トレーサー9 GT+」の主なスペック
欧州仕様車の諸元
全長×全幅×全高 | 2175×885×1430-1470mm |
ホイールベース | 1500mm |
最低地上高 | 135mm |
シート高 | 820-835mm |
車両重量 | 223kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列3気筒 |
総排気量 | 890cc |
ボア×ストローク | 78.0×62.1mm |
圧縮比 | 11.5 |
最高出力 | 87.5kW(119PS)/10000rpm |
最大トルク | 93N・m(9.5kgf・m)/7000rpm |
燃料タンク容量 | 19L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 25゜ |
トレール量 | 108mm |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17M/C (58W) ・180/55ZR17M/C (73W) |
ブレーキ形式(前・後) | Φ298mmダブルディスク・Φ267mmシングルディスク |
まとめ:西野鉄兵