1986年に初代が登場したホンダのトランザルプは、アドベンチャーというカテゴリーの先駆けとなったミドルクラスの名車。その栄光の名を引き継いで登場したのが、XL750トランザルプ。国内仕様も発売予定の新型車の詳細を早速見ていこう。
文:小松信夫、オートバイ編集部

ホンダ「XL750 トランザルプ」各部装備・ディテール解説

画像: 16.9Lという余裕のあるサイズの燃料タンクを備えるが、流麗なボディラインはその存在を感じさせないスマートさだ。

16.9Lという余裕のあるサイズの燃料タンクを備えるが、流麗なボディラインはその存在を感じさせないスマートさだ。

画像: フロントマスクはスポーティでプレーンなデザイン。逆三角形のLEDヘッドライトは、400Xなどにも装着されているものに似たデザイン。

フロントマスクはスポーティでプレーンなデザイン。逆三角形のLEDヘッドライトは、400Xなどにも装着されているものに似たデザイン。

画像: 大きなラジエターを覆う左右のシュラウドをはじめ、フロント周りのデザインには初代モデルの面影が感じられる。

大きなラジエターを覆う左右のシュラウドをはじめ、フロント周りのデザインには初代モデルの面影が感じられる。

画像: 並列2気筒、270度クランク、ユニカム機構など、エンジンのメカニズムにもアフリカツインと共通点が多く見られる。

並列2気筒、270度クランク、ユニカム機構など、エンジンのメカニズムにもアフリカツインと共通点が多く見られる。

画像: 変形五角形断面でデュアルエンドという個性的なデザインの大きなサイレンサー。オフロード走行に備えて後方に大きく跳ね上げられている。

変形五角形断面でデュアルエンドという個性的なデザインの大きなサイレンサー。オフロード走行に備えて後方に大きく跳ね上げられている。

画像: 左右のフォークに別々の機能を持たせたショーワ製SFF-CA倒立フォーク。200mmという充分なトローク量でダート走行も苦にしない。

左右のフォークに別々の機能を持たせたショーワ製SFF-CA倒立フォーク。200mmという充分なトローク量でダート走行も苦にしない。

画像: モノショック構造のリアサスペンションもショーワ製で、ストローク量190mm。スイングアームはハイブリッド構造のアルミ製。

モノショック構造のリアサスペンションもショーワ製で、ストローク量190mm。スイングアームはハイブリッド構造のアルミ製。

画像: 5インチの大型カラーTFT液晶メーターは、「HSVCS(ホンダ・スマートフォン・ボイス・コントロール・システム)」など多彩な機能が備わる。

5インチの大型カラーTFT液晶メーターは、「HSVCS(ホンダ・スマートフォン・ボイス・コントロール・システム)」など多彩な機能が備わる。

画像: 大型の段付きシートは分厚いクッションによって快適さ抜群。シート高は850mmだが、オプションで820mmになるローシートも用意。

大型の段付きシートは分厚いクッションによって快適さ抜群。シート高は850mmだが、オプションで820mmになるローシートも用意。

ホンダ「XL750 トランザルプ」純正アクセサリーパーツ

画像: ホンダ「XL750 トランザルプ」純正アクセサリーパーツ

長距離ツーリングには必要不可欠な収納力を拡大するためのケース類をはじめとして、ツーリングなどでの利便性を高めるためのアドベンチャーモデルらしい純正アクセサリーも、多彩なラインナップが揃っている。

画像: 標準装備のスクリーンには、高さの調整機構が備わっていない。そのため、防風効果をアップするためのトールスクリーンが用意される。

標準装備のスクリーンには、高さの調整機構が備わっていない。そのため、防風効果をアップするためのトールスクリーンが用意される。

画像: スタイリッシュで機能的なパニアケース。容量は右側26L、左側33Lという余裕のあるものだ。取付にはケース以外に専用ステーが必要だ。

スタイリッシュで機能的なパニアケース。容量は右側26L、左側33Lという余裕のあるものだ。取付にはケース以外に専用ステーが必要だ。

画像: トップボックスの容量は50L、ヘルメットも容易に収まるビッグサイズ。タンデム時にはバックレストとしても使用することが可能。

トップボックスの容量は50L、ヘルメットも容易に収まるビッグサイズ。タンデム時にはバックレストとしても使用することが可能。

画像: 出先でのメンテナンスなどに役立つセンタースタンドは標準状態では装備されず、純正アクセサリーとして設定されている。

出先でのメンテナンスなどに役立つセンタースタンドは標準状態では装備されず、純正アクセサリーとして設定されている。

ホンダ「XL750 トランザルプ」公式動画・写真

画像: 【公式動画】New 2023 XL750 Transalp Launch Film www.youtube.com

【公式動画】New 2023 XL750 Transalp Launch Film

www.youtube.com

ホンダ「XL750 トランザルプ」主なスペック

※諸元は欧州仕様車

全長×全幅×全高2325×838×1450mm
ホイールベース1560mm
最低地上高210mm
シート高850mm
車両重量208kg
エンジン形式水冷4ストOHC4バルブ並列2気筒
総排気量755cc
ボア×ストローク87×63.5mm
圧縮比11.0
最高出力67.5kW/9500rpm
最大トルク75N・m/7250rpm
燃料タンク容量16.9L
変速機形式6速リターン
キャスター角27゜
トレール量111mm
タイヤサイズ(前・後)90/90-R21 M/C 54H・150/70-R18 M/C 70H
ブレーキ形式(前・後)Φ310mmダブルディスク・Φ256mmシングルディスク

文:オートバイ編集部

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