文:オートバイ編集部/写真:南 孝幸、鶴身 健
カワサキ「エリミネーター」「エリミネーターSE」特徴
構えず自然に楽しめる自由形エリミネーター
かつて一世を風靡したカワサキ・エリミネーターの名前が約15年ぶりに復活した。ロー&ロングの伸びやかなフォルムを持つこのマシンの開発テーマは「気軽に楽しめる」こと。排気量は398cc、ニンジャ400の2気筒エンジンを搭載するが、その車名に排気量表示は加えられていない。
2気筒ニンジャのエンジンを使いながら、なぜカワサキは250ではなく、あえて400という選択をしたのか? その答えこそ「気軽に楽しむ」ためなのである。ツーリングや、高速道路での加速などでストレスなくパワーを取り出せること。気軽に取り回せる、軽い車体であること。400を選んだ理由はここにあったのだ。
ETCは標準装備、上級グレードのSEには前後ドラレコまで備わっている。走り、装備の充実した、新世代エリミがいま、走り出す。
走りのポテンシャルも期待が持てそうだ
気軽に楽しめるクルーザーとして誕生した新世代エリミネーターだが、ニンジャ400譲りの2気筒エンジンを搭載しているだけあって、走りのポテンシャルにもかなり期待できそうだ。
足を前に投げ出して乗るクラシカルなクルーザーとは違い、エリミネーターのステップ位置はいわゆる「ミッドコントロール」で、ライポジはネイキッドに近いもの。これなら取り回しで臆することもないだろう。
ちなみに最高出力は48PSで、これはZ400とまったく同じ。ライダーがその気になれば、ネイキッドなみのペースでワインディングを駆けることもイメージできる。
精悍なスタイルに十分なパワー、取り回しのよさそうな車体……。ビギナーからベテランまで楽しませてくれそうな新生エリミネーターは、かなりの人気モデルとなる可能性が大きいと感じた。
カワサキ「エリミネーター」「エリミネーターSE」カラーバリエーション
エリミネーターSE
エリミネーター
【アンケート】あなたはどのモデルが好きですか?
お好きなモデルをポチっとお選びください。投票後、集計結果をご覧いただけます。
投票ありがとうございました。