空冷シングルを搭載するクラシックロードスター、ロイヤルエンフィールドのハンター350が国内でも2023年3月に発売された。コンパクトでスタイリッシュなボディに、味わい深い空冷シングルの組み合わせは、日本でも大ヒットしそうだ。
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

ロイヤルエンフィールド「ハンター350」ライディングポジション・足つき性

シート高:790mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg

画像: ロイヤルエンフィールド「ハンター350」ライディングポジション・足つき性

上半身はごく軽い前傾。シートの形状、硬さも入念に作り込まれていて、前後タイヤの接地状態をライダーに自然に伝えることで絶大な安心感を生んでいる。タンデムライディングの快適さもハンターの特徴だ。

ロイヤルエンフィールド「ハンター350」各部装備・ディテール解説

画像: クラシックロードスターのお手本と言うべきスタイリング。スチールフレームはイギリスの名門ハリス・パフォーマンス社との共同開発。

クラシックロードスターのお手本と言うべきスタイリング。スチールフレームはイギリスの名門ハリス・パフォーマンス社との共同開発。

画像: 均整の取れたデザインのモチーフは1950年代から60年代にかけて北米市場などで人気を誇った名車「フューリー」。

均整の取れたデザインのモチーフは1950年代から60年代にかけて北米市場などで人気を誇った名車「フューリー」。

画像: エンジンはクラシック350やメテオ350に搭載されている、349cc・単気筒のJシリーズユニット。力強い低回転域でのトルクが自慢。

エンジンはクラシック350やメテオ350に搭載されている、349cc・単気筒のJシリーズユニット。力強い低回転域でのトルクが自慢。

画像: つや消しブラック仕上げのマフラーを採用。サイレンサーはショートタイプで、歯切れのいいサウンドを楽しませてくれる。

つや消しブラック仕上げのマフラーを採用。サイレンサーはショートタイプで、歯切れのいいサウンドを楽しませてくれる。

画像: 10本スポークのキャストホイールを標準装備、タイヤはCEAT。ブレーキキャリパーはBYBRE製で、ABSも標準装備する。

10本スポークのキャストホイールを標準装備、タイヤはCEAT。ブレーキキャリパーはBYBRE製で、ABSも標準装備する。

画像: リアショックはオーソドックスなツインショックで、プリロード調整が可能。センタースタンドが標準装備なのも嬉しい。

リアショックはオーソドックスなツインショックで、プリロード調整が可能。センタースタンドが標準装備なのも嬉しい。

画像: シンプルな丸目1眼のヘッドライトはオーソドックスなハロゲンタイプ、ウインカーも電球タイプを採用している。

シンプルな丸目1眼のヘッドライトはオーソドックスなハロゲンタイプ、ウインカーも電球タイプを採用している。

画像: アナログスピードメーターの中央に液晶デジタルモニターを組み込んだレイアウト。ギアポジションや時計なども表示可能。

アナログスピードメーターの中央に液晶デジタルモニターを組み込んだレイアウト。ギアポジションや時計なども表示可能。

画像: クラシックスポーツに良く似合う、流線形デザインのタンクは容量13リットル。撮影車のカラーは「ダッパーグレイ」。

クラシックスポーツに良く似合う、流線形デザインのタンクは容量13リットル。撮影車のカラーは「ダッパーグレイ」。

画像: 後部にグラブバーを備えるシートはタックロール風のワディングが入ったダブルシート。シート高は790mmで足つき性も良好。

後部にグラブバーを備えるシートはタックロール風のワディングが入ったダブルシート。シート高は790mmで足つき性も良好。

画像: テールランプは丸形のクラシカルなデザインだが、中身はLED。短めのリアフェンダーはスポーティなブラック仕上げ。

テールランプは丸形のクラシカルなデザインだが、中身はLED。短めのリアフェンダーはスポーティなブラック仕上げ。

ロイヤルエンフィールド「ハンター350」主なスペック・価格

全長×全幅×全高2100×800×1055mm
ホイールベース1370mm
シート高790mm
車両重量181kg
エンジン形式空冷4ストSOHC2バルブ単気筒
総排気量349cc
最高出力14.9kW(20PS)/6100rpm
最大トルク27Nm(2.75kg-m)/4000rpm
燃料タンク容量13L
変速機形式5速リターン
タイヤサイズ(前・後)110/70-17・140/70-17
ブレーキ形式(前・後)Φ300mmシングルディスク・Φ270mmシングルディスク
メーカー希望小売価格ダッパー 65万7800円/レベル 66万4400円(消費税10%込)

文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

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