ヤマハ「トレーサー9 GT+」の特徴
アダプティブクルーズコントロール、世界初のミリ波レーサー連携ユニファイドブレーキシステムなどを搭載
2021年7月に国内で販売開始された水冷3気筒エンジンを搭載するスポーツツーリングモデルのヤマハ「トレーサー9 GT」。それまでの「トレーサー900 GT」からエンジン・フレームなどを大きく改良してフルモデルチェンジ。同時に電子制御装備も充実させ、より快適にツーリングを楽しめる一台となった。
今回、国内モデルの詳細が発表された「トレーサー9 GT+」は、車名に「+」と付いているとおり、「トレーサー9 GT」をベースにさらに装備類をバージョンアップ。現行ヤマハ車のツーリングカテゴリーにおけるフラッグシップモデルとなる。
具体的にはまず、ミリ波レーダーを活用したアダプティブクルーズコントロール(ACC)をヤマハ車として初採用。高速道路などで先行車の有無や車間を検知し、状況に応じて定速巡航・減速・加速の制御を自動的に行なうことができる。
さらに世界初だというミリ波レーダー連携のユニファイドブレーキシステム(UBS)を搭載。これは、前走車との車間に対しブレーキ入力が不足していると判断したときにブレーキ力をアシストするという安全装備だ。
また、シフトアップ・ダウンのどちらにも対応する新型クイックシフター、イルミネーションライト装備の新ハンドルスイッチ、スマートフォンとの接続でツーリングの楽しさを拡張する7インチ高輝度TFTメーターなどを装備。
TFTメーターはナビ対応型だ。ヤマハとガーミンが共同開発した二輪ナビアプリ「Garmin Motorize」(有料)をインストールすれば、ナビ機能を使用できる。
「トレーサー9 GT+」の車両価格は税込182万6000円。「トレーサー9 GT」との価格差はプラス33万円。ボディカラーは、シルバーとグレーの2色をラインナップ。発売日は2023年10月6日だ。
ヤマハ「トレーサー9 GT+」のカラーバリエーション
ブルーイッシュホワイトメタリック2(シルバー)
パステルグレー(グレー)
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ヤマハ「トレーサー9 GT+」の写真・動画
ヤマハ「トレーサー9 GT+」の主なスペック・燃費・価格
全長×全幅×全高 | 2175×885×1430mm |
ホイールベース | 1500mm |
最低地上高 | 135mm |
シート高 | 820/835mm(2段階調整可能) |
車両重量 | 223kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列3気筒 |
総排気量 | 888cc |
ボア×ストローク | 78.0×62.0mm |
圧縮比 | 11.5 |
最高出力 | 88kW(120PS)/10000rpm |
最大トルク | 93N・m(9.5kgf・m)/7000rpm |
燃料タンク容量 | 18L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 25゜00′ |
トレール量 | 108mm |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・シングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17M/C (58W)・180/55ZR17M/C (73W) |
乗車定員 | 2人 |
燃料消費率 WMTCモード値 | 20.2km/L(クラス3・サブクラス3-2)1人乗車時 |
メーカー希望小売価格 | 182万6000円(消費税10%込) |
まとめ:西野鉄兵