文:ノア セレン、横田和彦、オートバイ編集部・黒田/写真:南 孝幸
「クロスカブ110」のおすすめカスタム
月刊『オートバイ』2022年10月号からスタートしたハッチャケ黒助が購入したクロスカブ110の連載企画「原二で下道放浪記」。「ハンターカブより7万7000円も安いクロスカブ110を購入して、その分カスタムパーツを装着して遊ぶ」をテーマに、エンジン以外はほぼ手が入ったフルカスタムのクロスカブを紹介する。
クロスカブを購入して後悔したことはない(黒田)
実は僕も横田氏と同じで、このクロスカブを購入するまでまったくカブに興味はなかった。じゃ〜なんで購入したの? と問われれば、「なぜクロスカブとハンターカブはそんなに人気なのか?」を理解するためだ。すでにクロスカブを購入してから13カ月が経過したが、今ではドップリとクロスカブの魅力に浸り、イジればイジるほど楽しさが倍増していく不思議な力に取り憑かれている。
当初はハンターカブとの車両価格の差額7万7000円で、どんなカスタムができるのか? を予定していたが、気がつけば11個ものカスタムパーツを装着し、その総額は24万円を超えていた。これは人気車ゆえのカスタムパーツの豊富さも楽しさを助長してくれたのだろう。
最後に「ハンターカブに乗り換える?」と聞かれれば、答えはノーだ。もうクロスカブを手放すことはないだろう。
お手頃価格のクロスカブでカスタム三昧もアリ!
ハチ黒カスタムは納車から13カ月で装着したパーツ11点、カスタム総額24万2680円
※価格はすべて税込価格です。
❶デイトナ ウインドシールド 1万7600円
❷ZETA アーマーハンドガード 1万4740円
❸ZETA アーマーガードX3プロテクター 4070円
❹ZETA ヘッドライトガード 7920円
❺IRC GP-22タイヤ 約1万3000円(2本・実勢価格)
❻ZETA Egプロテクションアンダーフレームキット 2万9700円
❼DRC ワイドペグクロモリスプリングセット 9680円
❽ヨシムラ GP-MAGNUM サイクロン EXPORT SPEC SSF 6万3800円
❾ZETA オフロードサスペンションキット 2万6400円
❿エンデュランス リアロングキャリア 2万4970円
⓫ホンダ純正アクセサリー JMS 一七式特殊荷箱 3万800円
クロスカブとハンターカブの価格差7万7000円、予算8万円のオススメパーツ!
フルカスタムのクロスカブにノアと横田に乗ってもらい、素直な感想を語ってもらった。そしてオーナーのハチ黒、ノア、横田に気に入ったパーツも選んでもらった。
ハチ黒セレクト
予算8万円で選ぶなら、まずはデイトナのウインドシールドRS。カスタムの雰囲気を高めるスモークタイプがオススメ。次に純正アクセサリーでも用意されている「JMS 一七式特殊荷箱」。オフヘルも余裕で収納できる大きさが魅力。最後はZETAの3cmリフトアップサスキット。ブレーキング時のFフォークの入力が穏やかになるので安心感が増すのだ!
デイトナ ウインドシールドRS 1万7600円
ホンダ純正アクセサリー JMS 一七式特殊荷箱 3万800円
ZETA オフロードサスペンションキット 2万6400円
ノア セレン CHECK
一気に楽しみが広がった! ケモノミチ性能はハンターカブ以上じゃない!?
クロスカブの軽量さと前後バランスの良さはそもそもオフロードで活きる基本性能。それに加えてタイヤにGP-22を履いちゃって、しかも長足加工までしちゃってるんだもん、こりゃもうオフ車じゃん! トレッキングやケモノミチもOKだから、ついついハードなチャレンジコースに突っ込んでいきたくなっちゃうよね。そんな時もエンジンやエキパイを岩や倒木から守ってくれるアンダーフレームキットはマストじゃないかな!
ノアのオススメパーツ
横田和彦 CHECK
カスタムパーツを組むと、クロスカブはこんなに元気になっちゃうんだ!
「おおっ、なんだかスゴそうだぞ!」それがハチ黒号を見た第一印象。背が高くなりオフ車っぽさが増している。走るとサスのストローク感にメリハリがあり意外と舗装路の峠道でもフラつかない。ブロックタイヤだから限界は低いけど怖さは感じなかった。中でも気に入ったのはヨシムラ製フルエキだ。低〜中回転域でのトルク感と高回転での伸びが増している。歯切れ良いサウンドでテンションUP! 走るのが楽しくなってるぜっ!
横田のオススメパーツ